告白と味覚｜瀬呂範太 ページ20
『好きです、付き合ってください』
『私も好きだよ！いいよ、どこに付き合えばいいの？』
『えっ、どこ？』
『？今付き合ってください、って言わなかった？』
俺はAに一目惚れしてからというものの、気持ち悪いほどに惚れ込んでいるのである。
それでつい最近、思い切って告白した。
だが、彼女はこのように、超が付くほどの鈍感だったのだ。
純粋無垢。…悪くないな。
でも！恋心が伝わらないのも苦しいものだ。
｢瀬呂くん、何か考え事？｣
｢えっ！いや、何も｣
｢…そうだ、瀬呂くん！駅前に新しいケーキ屋さんできたんだって、良かったら行こうよ、明日か週末！｣
だが、あの告白から変わったことはあった。
｢瀬呂くんとの"グルメ巡り"、ほんとに楽しくて好きなんだよね、私！｣
｢お、俺も………｣
俺と彼女の関係は、『食べ歩き仲間』と言ったものだった。
彼女はスイーツや美味しいものが大好きらしい。
それを知っていたからこそ、あの告白から臨機応変に対応できたのだ。
『……クレープ』
『クレープ！？』
『食べに行くの付き合ってくれませんか！』
『いいね！行きたい行きたい！』
ある意味やけくそだったが。
それからは、彼女から誘ってくれたり、俺から誘ったりして、いつしか俺達の関係は確立されていた。
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タナタ(プロフ) - 文章の書き方がとても素敵です！良ければ、ホークス書いて欲しいです！これからよ応援しています！ (2月25日 22時) (
レス) id: 4118c67c05 (このIDを非表示/違反報告)
Syara(プロフ) - 滅茶苦茶面白かったです…!!荼毘くんが最推しなのですが他のキャラクター達も読んでみたところ魅力がたくさん…推しが増えてしまいそうです… (2023年2月2日 22時) (レス) id: ebcd0fa8e6 (このIDを非表示/違反報告)
累 - 鉄哲君の物語の甘酸っぱさに1人悶えておりました！とても良い物語ありがとうございました！ (2021年8月16日 9時) (レス) id: 1eb84dbd89 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 短編もステキです(*´ω｀*)かっちゃん姉弟夢…切ないけどツボです！幸せになってほしい(切実) (2019年2月21日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ - 面白いです!リクエストなのですが、飯田君とオールマイトをお願いします! (2018年8月28日 18時) (レス) id: 23dcbd0823 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八尋 | 作成日時：2017年5月27日 17時
