・・亡国の首都・・～元気のない君へ～ (ページ37)

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途中、わけわかめになると思われますが、“あ「～～」”が貴方です。
“？「～～」”“A「～～」”は夢の中に出てくる彼です。

～～～～
？「おめでとう♪君は全ての疑問を解決できた。」

あ「…なあ、お前は誰なんだ？」

？「そうだね…今日でお別れなんだ。最後に見せてあげるよ。」

ふっと明るくなった。

あ「？！」

銀髪・赤い左目・青い右目。あの日見た、長袖の服に半袖のパーカーにジーンズ

A「そう、僕は君なんだ♪僕の名前はA・バイルシュミット。」

あ「A・バイルシュミット…。」

A「そ♪ありがとう…。」

あ「え？」

A「私を治してくれて。」

あ「僕は何も…」

A)「私は…闇の中に居たんだ。」

あ「闇の…中…？」

A「そう。貴方も知っているギルベルト・バイルシュミット。彼は…一度消えてしまったの。」

あ「へ…？」

A「そして、私は、酷く悲しんだ。ギルは…私の彼氏だったから。」

あ「はい？！」

A「記憶の無い貴方はびっくりするよね。でも、事実。そして、私はそれを受け入れなかった。ううん、受け入れたくなかった。そして、次第に私は闇の中へと消えていったんだ。しかし、光の世界にいなければ私は死んでしまう。もう１人の私を作り出して光の世界にいてもらった。私が光の世界に慣れるように。私の心の闇を消すために。」

あ「僕には記憶が無い理由はそれ…？」

A「そうね。そして、闇の私は光の私を通して光の世界を見て居たんだ。すると…消えたはずのギルが居たんだ。早く光の世界に戻りたい…。そう思った私は貴方を狂わせた状態で外の世界へ出してしまった。御免なさい。」

あ「あぁ…あのことはもう、気にしてない。」

A「ありがとう。貴方には約束として本当の世界を見せてあげる。」

ぱちん！

周りが暗くなった。

映像…？

A「これは、私が闇の中に消える直前の映像よ。」
～～～
普「A。俺は消えるんだ。」

A「えっ？なんで？ギルは国でしょ？」

普「…国が…滅びるんだ。」

A「？！嫌だ！ギルぅ！」

普「俺だって…Aとなんか離れたくない！」

A「ギル…うわぁぁぁん！」泣

普「A…。」

ぎゅっ

すぅっ

A「！ギル！体が…！」

普「ここまでか…俺、今までAと一緒に入れてうれしかったぜ。」

A「ギル。…私もだよ…。何で…ここにいるのに…触れないの…。」