続き ページ36
私は目を覚まし、辺りを見渡した。
忙しく働く医者、響きわたるナースコール。
私の元には誰も居ない。皆×されたんだ、神様に。
私は神様を恨み、暇を潰せる物を探した。
棚の本は全て読み、パズルも全てクリア済み。
結論:何にも無い。一番辛い結果だ。
探していた時に気づいたが、私の手は握る事すらままならなくなっていた。
死の音がどんどん私に迫ってきている。
心拍数は少なくなり、心臓の動きも小さくなっていた。
もう私に生きている意味は無い。…だったら!
私は、彼に渡された薬を飲んだ。医者は全然気づいていない。
突如、私の体に激痛が走った。私の体に流れる血が沸騰しているかの様だった。
貴「あ"ぁ……痛い”いいいいい!!!」
私は、そのまま気絶してしまった。
〜夢の中〜
ni「また来たか。言っておくがもう戻れないぞ。」
貴「そうですか…大丈夫です。その覚悟で来ましたし…。あの、私って頑張れたでしょうか?」
ni「…さあな。俺は頑張ったと思うぞ。こっちに来い。」
私は、今度は自分の意思で、そこへ向かった。
ni「よく今日の日まで頑張ったな。…お疲れ様。」
そういわれ、彼に抱き締められた。私はどんどんクラクラしていく。
私が持っていた仮面が遂に割れた。私はいつの間にか泣き笑いをしていた。
貴「私、貴方と一緒に居たいです。こんなわがままごめんなさい。」
ni「あぁ、分かった。一緒に行こう。その代わり、俺と付き合え。」
私はクラクラにより、マトモな判断が出来なくなっていた。
貴「分かった。これから宜しくね。」
この瞬間に、私の病室に鳴っていた心拍数を計る音が止まった。
その音さえも、病院の喧騒に掻き消された。
私の病室の床には、魔法の薬(猛毒)のカプセルが転がっていた。
end
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チャッキー - ハハッ!何て面白いんだッ!(ミッ〇ー風 (2021年11月1日 20時) (レス) @page45 id: 7f12abf3e8 (このIDを非表示/違反報告)
87マイム - チャッキーさん» 書いてて楽しい!うっひょい!【早朝テンション】 (2021年10月31日 7時) (レス) id: 7692a7bb21 (このIDを非表示/違反報告)
- それな!!めちゃ最高!!わっひょい!(深夜テンション】 (2021年10月31日 2時) (レス) id: f700950663 (このIDを非表示/違反報告)
チャッキー - うん。めっちゃ最高!うっひょい!(深夜テンション (2021年10月31日 2時) (レス) @page40 id: 7f12abf3e8 (このIDを非表示/違反報告)
チャッキー - どうやったらそんなに面白い作品が作れるんですか!?尊敬します!! (2021年10月19日 20時) (レス) @page17 id: 7f12abf3e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:87マイム | 作成日時:2021年10月11日 19時