黒獣と血染め舞台の少女

悪魔 ページ4

中也side


俺が隅の方で本を読んでいる少女について聞くと皆が皆嫌そうな顔をした。



芥「どうしてそんな顔をする？質問に答えろ。」



芥川がそう云うと



「だって悪魔の娘だもん。」



「下手したら殺される」



などと口々に言い出した。



芥「中原さん・・・」


中「嗚呼。園長あの娘を連れて帰る。」



すると、園長は


「え・・・はい！！よろこんで！！」


といった。しかしその顔はどこか違和感があった。



その違和感はすぐわかった。




「・・・A彼らを始末しな」




と少女を蹴りつけた。


『っ・・・は、い・・・』


彼女はしぶしぶ立ち上がりこちらへ歩いてきた。


「そうだ・・・彼らをやれ。」


中「おい？！どういうことだ？」


「彼女は俺らの物だ・・・」


芥川「・・・なるほど。逆らう者を処分する役か。」



「そうだ。貴様らポートマフィアだろう？こいつをお前らにやったら・・・」


糞・・・やっかいだな。


データによると、こいつの異能に囚われると確実に死ぬらしいからな・・・


少女は手を天井に掲げた。そして、


『異能力・・・一人舞台。』


とか細い声でつぶやいた。


すると、俺と芥川以外の人間が全員いなくなっていた。

少女の反抗→←孤児院での任務

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