本田凛132 ページ6
飯食って、本部帰って、ちょっと訓練して、風呂に入って、あとは寝るつもりだった。
はずだった。
脳内が混乱している。わからない。
凛:…あー………
殆どが機動停止している本部。完全に夜体制に入る。
そんな状態のラウンジには、疲れきった顔の者。
今来て時間を潰す者。
私はそのどちらにも入らない。
本部に住み込みなんて、珍しいことじゃない。
諏訪:あれ、お前今何時だと思ってんだよ
荒船:お子様はさっさと寝やがれ。
ハッとして時計を見ればもう午前1時過ぎ。
凛:考え事。
自販機は冷たいものも温かいものもある。
私は缶の炭酸飲料を選べば重めの音を立てて落ちる。
諏訪:…眠そうだな。
凛:寝たりないんだ。人間じゃなくなったみたいな………。
さっきも、赤城に言われた。『機械みたいだ』なんて。
荒船:…よくわかんねぇえが、お前の復帰戦、少し可笑しかった。
諏訪:確かにな。あ、煙草吸わせろ。
凛:どこが。私は何時も通りやっていた。
荒船:いつも話をしてたりする奴は分かってる。
諏訪:…お前が戻ってきたときの戦術。見てて『誰だ』って思った。
凛:…どういうこと?
荒船:だから、いつものお前の戦術が、どっか逝っちまった、そう言いたいんだろ。
諏訪:ああ。お前もそろそろB級に逆戻りじゃね?
凛:…自分じゃない…
人間じゃなくなったってこと…?
荒船:…弟子でもつけたらどうだ?
凛:…なんで。
荒船:そうすれば何か思い出せるかもしれねぇだろ。
諏訪:そうだぜ。そうしろよ。
凛:…そのことなんだけど…
訳を説明すればすごい驚かれた顔で
諏訪:そいつはいいアイデアじゃねぇか!
荒船:同い年とか、絶好じゃねぇか。
凛:う゛ー…んー…
こうして話をしてたり、つまみを食べてたりしたらラウンジど朝を迎え、出水に怒られる事を三人のうち誰も知らない。
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作者名:皆が大暴走しています(仮)作者様方々 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kuga kanoshi/
作成日時:2015年8月17日 12時