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後白愛里 11 ページ22

イシス「そういえば、そこのリボン!
  あんたさっき、私たちの国の事知ってたわよね?どういうことよ。」

あかぎんのお母さん(イシスさん)の質問により、皆がこっちに目を向けた。
あ〜、やっぱその質問来るか;

後白「いやー;実は一回行ったことあるんですよね、タキオン。」

そして沈黙。・・・・・・からの驚声。

赤城「えぇー、そうだったの愛里ちゃん!?」

あかぎん達も驚いてる。
まあそうだよね;いきなり友達がそんなこと言い出したら、たぶんあたしも驚くもん。

後白「あたしのトリガーって、もとは向こうの世界向こうの世界(ネイバーフッド)のやつなんだよ。
  それをこっちにお持ち帰りして、気に行った能力を持ったトリガーを7つ組み合わせて
  出来たのが、コレ。」

そういってあたしのトリガーを出す。皆がへぇ、と凝視している。
実を言うとこのトリガー、親戚のお姉ちゃんに頼んで作ってもらった世界で1つの特注品。
いろんな国の結構お宝級のやつをたっくさんあつめて持って帰って来たからね!

後白「で、その時にタキオンにも足を運んだってこと。
  それで街の中の様子とか見てきたしね。」

するとイシスさんがいきなり思い出したかのように大声をあげた。

イシス「ああー!じゃああんただったのね?あのとき遺跡の中の宝を持ってった犯人!」

赤城「もって行っちゃだめなやつだったのです?」

イシス「そうじゃないけど・・・。一時期ちょっと話題になったのよ!」

後白「いやぁー、スイマセン;特別な能力を持っているのがあるって聞いてつい;」

するとさすがのイシスさんも呆れ顔。
そして佐島ちゃんがキラキラした視線をこちらに向けてこう言った。

佐島「やっぱり愛里先輩って凄いんですね!改めて尊敬します。」

さすがにそんな純粋な目で言われると照れてしまう。
だがしかし、次のセリフを聞いた瞬間、私は耳を疑った。

佐島「そういえば愛里先輩の昔の話って知りませんね、聞いてみたいです。」

その発言にそういえばと一致して行く皆。・・・あれ、まさか

「教えて、愛里ちゃん!」「教えて下さい、愛里先輩!」

・・・マズイ。
これは非常にマズイ気がするぞ。

後白「ゴメン、それはちょっと言えないかな〜?
  どうしても聞きたいんなら琴浬ちゃんにでも聞いて欲しいな、じゃっ!」

ゴメン、これは皆にもちょっと話せないよ。
1人ぼっちだった少女の物語なんて。

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作者名:皆が大暴走しています(仮)作者様方々 x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kuga kanoshi/  
作成日時:2015年5月28日 16時

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