【テニプリ】もしも王子様たちが吹奏楽部だったら

ホルンパート1 ページ6

メンバー

◎白石蔵ノ介
○鳳長太郎
○財前光


鳳side



白石「ほな、始めよか？」

鳳「はい」

財前「......っす」

白石「まずはブレトレからや」

白石さんの指示で練習が淡々と進む。
ブレトレから始まって、ロングトーン、リップスラーとどんどん進んでいく。

思ったより静かっていうか、静かすぎというか......会話が全くない。

そのまま次はタンギング練習へ......。

((ガタッ

鳳「えっ！？」

財前がいきなり立ち上がってメトロノームを止めちゃった。

財前「静かすぎっすわ。いっつもうっさいくせに」

ざ、ざ、財前んん！！！
先輩に向かって......！！！

白石「静かなの気付いたか？」

財前「当たり前っすわ」

ん？
いつもは静かじゃないのかなぁ。

白石「財前はともかく、鳳クンと一緒に練習できるんはそう多くない。一切の無駄をなくして練習時間を増やそう思ったんや」

財前「それはええけど、無駄やないモンまで省いとりますよ」

白石「なんやて？」

財前「自己紹介。練習しにくくてしゃーないっすわ」

白石「そ、それやーーっ！！」

白石「めっちゃ練習しにくい思ったら、それやそれ！自己紹介や！そういえばまだやってなかったわ。完全に忘れとった......」

鳳「あぁ、さっきミーティングで白石さん自己紹介してましたね」

財前「自分だけやっといて全員やった気になるとか......アホっすわ......」

さっきから財前、白石さんにけっこう失礼なんだけど......仲悪いのかな？

白石「ほんなら改めて、白石蔵ノ介や。まぁあとはさっき言った通りなんやけど、一個だけ付け足さして？俺と財前は仲良いから安心しいやw」

鳳「あ、はい......」

白石「次、財前」

財前「財前光っす。俺、別に部長と仲良いわけやないんで」

あれ、ふたりで言ってることが逆......。

財前「まぁ、悪いわけやないけど......」

白石「ざ、財前が......財前がデレたぁああ！！！」

財前「キモいっすわ」

じゃあおふたりは仲が良いということで笑

白石「はいはい笑じゃあ次、鳳クンどうぞ」

鳳「あ、はい！氷帝学園2年、鳳長太郎です。自分、大きい音だけには自信があります！よろしくお願いします！」

白石「財前、鳳クン、2年生同士仲良くするんやで〜」

鳳「はい！」

財前「小学生やないんですよ？そんくらい言われんでもええですわ」

白石「まぁまぁw」

なんか白石さんっておもしろい人なんだな笑
財前もなんだかんだで白石さんのこと慕ってるんだよね。

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