検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:29,749 hit

ゲーム ページ10

蒼空学園第3ホール。演劇部。

今、このホールの雰囲気は最悪だ。


「何で上手くいかねぇんだよ…」


静まり返ったホール。

イライラを隠せずに南は呟いた。



「そんなの私が知るかよっ…」


麻瑚も悔しそうな怒っているような表情で
ホールの舞台の上で座っている。



「まぁでもフォロー出来なかった私達も悪いけど…」


鈴音なんてもう負のオーラが半端なに程に落ち込んでいる。



その失敗の原因である春も声を荒らげる。



「ごめん!本当にごめん!

私…









RPG苦手なんだもん!」

なんで私ばっかを責めるんだよ!

私苦手って始めに言ったし!

と心の中で嫌味言う春。



「『もん』って可愛くねぇんだよ!」

「可愛いくしようともしてねぇーよ!」





遡ること数分前ーー



学園のホールでしかも部活終了間際のこの時間。

仲良くゲームをしようとしている3年生。



「モンストがいい。」

現在ハマり中のゲームを選択する南。


それに対して鈴音は

「いや、此処はモンハンだろ。」

長年の成果を見してやる!という様な表情。


「なんでもいいよー!」

基本なんでも好きなので皆に合わせる麻瑚。


「…太鼓の達人がいいでーす。」

リズムゲームが得意(しか出来ない)春。



ここは平等にじゃんけんで決めるようだ。





「流石私!」

勝ち誇ったように鈴音がいう。

モンハンに決まりだ。




で、今に至る。


「ここまで下手だとは思わなかったよ。」

「…サーセンっした」

「まぁまぁ次は…」


鈴音が何か言いかけた途端、

ホールのドアが空いた。


「何ですか騒がしい…」

先生が入ってきた。


まぁ下校時間近くにあんだけホールで騒いだんだ。当然。

だがしかし、

怒られる事を悟った皆は


「ここはさやっぱりもっと感情を込めて」

「でもこのセリフがやっぱり違うかもなぁ」

「キャラが少し弱いとか?」

「それもあるかもね。」


ナイス演劇。



「もう下校時間ですよ。早く帰りなさい。」


先生は部活熱心な生徒達を怒ろうとしたことに罪悪感を感じたのか諦めて出ていった。



「あっぶな」

「そろそろ帰ろー!」

「続きは寮戻ってからね」

「よっしゃ!」

お花見→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:青春 , 演劇部 , 日常   
作品ジャンル:ギャグ, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

東雲 南(プロフ) - JACKさん» ありがとうございます。頑張ります!!他にも何かあったらどんなことでもいいので言ってもらえると嬉しいです! (2017年7月2日 8時) (レス) id: 013eb1ffda (このIDを非表示/違反報告)
JACK(プロフ) - 東雲 南さん» よかったです、楽しみにしています(*^ω^*) (2017年7月1日 21時) (レス) id: b7e803d802 (このIDを非表示/違反報告)
東雲 南(プロフ) - JACKさん» 全然大丈夫ですよ!ありがとうございます! (2017年7月1日 21時) (レス) id: 013eb1ffda (このIDを非表示/違反報告)
JACK(プロフ) - よく読み返してみたらなんか上から目線っぽいです!あああ、すみませんお気を悪くなされたらすみません! (2017年7月1日 19時) (レス) id: b7e803d802 (このIDを非表示/違反報告)
JACK(プロフ) - 東雲 南さん» そうですね…脚本を自分たちで考えてやってみるというのが見たいです。高校演劇はあまり童話とかはやらずに普通の日常とかを演じて伝えたいこと(家族愛など)をテーマに書いていくというものが多いので悩む部員の姿が見たいです!(説明力皆無) (2017年7月1日 19時) (レス) id: b7e803d802 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:南城 x他1人 | 作成日時:2017年5月31日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。