Sweet Lesson2

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「あー寝ちゃった…どうしよ」




とりあえずまゆの彼氏の渉さんに連絡するしかないよなぁ





「まゆ携帯借りるよー」




「んぅー」




“プルルルル”



「はい、もしもし」





「あのAですけど」





「えっAちゃん！？どうしたの？」






「あの、まゆがお店で酔って寝ちゃったんですけど…」





「ええっまじか、すぐ迎えに行くわ」



お店の名前を伝えて電話を切った



頼れる彼氏さんじゃん

まゆはちゃんと愛されてるよーって寝てるまゆに言ってあげた






少しして

渉さんが車で迎えにきた



「ほんっとごめんAちゃん、連絡ありがと」




「全然大丈夫です！」




「ほらまゆ起きて！」




優しくまゆに声をかけてる渉さん




「ふぇー渉？どうしたのぉー」




「Aちゃんから連絡あってまゆを迎えにきたんだよ、ほら帰るよ」



まゆを支えながら店を出て行った渉さん



まゆを車に乗せて



「Aちゃんごめんね、これからもまゆのことよろしく」




そう言って車を走らせた






まゆはああ言ってたけど、

渉さんすっごくいい人だし

ちゃんとまゆのこと見てくれてるじゃん、







あー…まゆのペースに合わせて久しぶりにたくさんお酒飲んでたから、ちょっと頭痛いかも…




ついでにちょっと外で涼んでこ




って思って夜風に当たってると





“ガラッ”





お店のドアが開く音がした







「Aさん、みっけ」






そう言われて振り返ったら




酔ってるのか少し顔が赤い玉ちゃんがいた






「玉ちゃん大丈夫？顔赤いよ」





「ちょっと課長にたくさん飲まされちゃった」





って言っていつもみたいにふにゃって笑った





「玉ちゃん歓迎会の主役なんだから早く戻らないと」





「みんなお酒に飲まれちゃってるから大丈夫だよ、それに今はAさんと一緒にいたいし」






「…さっき、助けてくれてありがとう」





「さっき…？ あー田畑さんのか、あの人営業部の人でさチャラいって有名だから気をつけた方がいいよ」





「うん、玉ちゃんヒーローみたいだったよ」





「ほんと！俺かっこよかった？」





「うん、すっごくかっこよかったよ」





「よっしゃぁー！」





褒められた子供みたいに無邪気に喜んでる玉ちゃんを見てなんだか心がすっきりした気がした

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