お祓いに行ったら化け狐に憑かれたころんくんの話

肆 ページ4

colon side

「ただいまー」


「わんっ！」


僕の愛犬。たぴちゃん。静かな室内だけれどたぴちゃんが騒ぐ声だけは響く。


「たぴちゃーん、僕疲れたからもう寝る。おやすみ」


「わん！」


今が何時だとかまだまだ寝る時間じゃないだろうとかそんな事は今はどうでもいい。配信は…明日でいいかな取り敢えず。なんて考えながら今日の分の動画を投稿し、コメント欄を眺め満足したところで眠りについた。



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ちりん。


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またあの音が聞こえたような気がする。

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ちゅん、ちゅん


カーテンの隙間から朝日が差し込む。ちょっと寝るだけの予定だったが思ったより寝てしまったらしい。

まだいまいち覚醒していない頭でそんなことを考える。

「わんわんわんわんわんっ！！！」


「ちょっと、たぴちゃん朝からうるさい。どしたの？」

ぼんやりしながらたぴちゃんが騒いでいるリビングへ向かう。




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すると、するとそこには自分の家のソファーですやすやと寝ている狐の耳と尻尾をはやした可愛らしい少女が居た。

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