50日目 ページ20
中也side
糞、彼奴汚濁使わせといて
先に帰りやがったな!?
腹立つ、マジで腹立つ。
彼奴ぜってぇ俺の車で帰りやがった。
次こそは絶対死なす...!
ん?あれは、Aか?
やけに急いでるような...
中也)「おい、A?どうしたんだ?」
『あ!お兄様!今日も小さいね!』ダダダッ
...は?
あれ、彼奴そんなこと言う奴だったか?
太宰の野郎の悪影響か?
...今日急ぐ案件あったか?
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引き続き中也side
中也)「え、今なんて...」
首領)「Aちゃんが探偵社から
逃げ出したようなのだよ。困ったねぇ」
あれ、今日俺あったぞ?
気のせいか?いや、気のせいじゃねぇ
彼奴の声なら173km先でもわかるんだ、
あんな距離で分からないわけがねぇ。
中也)「居場所は?盗聴器とGPSは?」
首領 )「どれも壊されてたよ。」
な、なら...
中也)「最終手段ですね...
埋め込んであるGPSはどうでしょう?」
首領)「それがねぇ...探偵社にいた間に
怪我してたようでね。綺麗に抜かれてたよ」
なッ...!?
じゃあ...
中也)「居場所は全く予想できないッ...」
首領)「そういうことになるねぇ。
君が眠っている間に芥川くんが組合のトップ
は倒してくれたし、引き取る頃合だったけどね」
探偵社に迷惑はかけてない...か。
それにしても。
中也)「凄い損失ではないですか?」
首領)「抜けた訳では無いけどねぇ。
まぁ暫く任務は大変だろうね。」
まぁ彼奴は黒服の仕事3年分を1ヶ月で
終わらすような奴だからなぁ...
中也)「そういや、灰色の使い手さんは?」
首領)「一応電話したけど駄目だったよ。
探偵社にいる兄も分からないらしいねぇ。」
え。電話番号知ってるのか?
...え?凄くね?
中也)「そうですか。どうしようもないですね」
首領)「私の勘だけどね、もうすぐ
組合よりも酷い災難がある。そのとき...」
中也)「Aは出てくるのですか。」
首領)「予想だけどね。」
Aは敵かも知れないのか...?
ってことは最後に会えた俺運良くね?
太宰にこき使われた甲斐があったのか。
きっとそうだ、うん。
首領)「君はどうするかい?
探しに行ってもいいんだよ?」
中也)「此処で、待ち続けます。
そしていずれ、連れ戻します。」
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作者名:ゆーき | 作者ホームページ:
作成日時:2018年12月25日 21時