小さな恋心と大きな復讐心

突然の出会いと恋の始まり4 ページ13

貴「う……うぅ………」





？2「あ？何で泣いてやがんだ？」




貴「し、死にかけの私何かを助けてくれたことを疑問に思う気持ちと感謝の気持ちでいっぱいで……そんなことより貴方達の名前を教えてください……」





？「私はニコよ、よろしくねぇ〜」



？2「俺は霧島絢都だアヤトでいい」



ヤ「俺はヤモリ、君の名前は？」



〜３人全員の名前を聞き終えヤモリさんが私に名前を聞き返した当然私はそれに応える〜




貴「私の名前は沼血 AですAと呼んでください」




ア「てか、ヤモリお前マジで此奴部下にするつもりか？タタラさんにどう説明するつもりだよ？」




ヤ「普通に拾ってきたで良いじゃん」



ア「拾ってきたで済めばいいがな………」




貴「あ、あの……！」





〜分からない、さっぱり今の自分の状況が分からない…、え？何、私はまずヤモリさんと言う喰種に助けられておまけに拾われた………いや、そもそも論としてここはどこだ？
まず、それを私は知る必要がある私は自分の疑問を相手に尋ねた〜




貴「あ、あのヤモリさん……でしたよね？」





ヤ「うんそうだけどどうしたの？」




貴「その、此処って一体どこなんでしょうか？」





ヤ「あぁ、此処？ここはねぇアオギリの樹って言う喰種集団のアジトだよ」





貴「アオギリ……、あまり聞いたことないですね」






ヤ「まぁ、余り目立ったことはしてないしね」





貴「そうですか、ヤモリさん助けてくれてありがとうございます」






ヤ「別に、ぼくの好きで拾っただけだからそんな意識をする必要ないよ」





貴「は、はい」





〜胸が変に熱くなった、変に早く脈打った、顔がほんのり熱を帯びたのが分かったヤモリさんの顔を直視できないので俯いたこの気持ちは何なのだろう………………〜









私の心にあるのはいつだって『復讐心』だけ……………そう思いたい

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