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No.59 ページ21

謎の気まずい沈黙の中陽はおもむろに口を開いた。

陽「宮次郎様は・・・記憶をなくしていたと思うのですが・・・今のところどうですか?」

そう、私は記憶喪失だった。
でも今は違う。

結人「聞いて驚くでござる。

実は拙者、記憶が戻っているでござる。」

陽「本当ですか!?」

記憶が戻っていることを伝えると私が1番好きな太陽のような笑顔を見せた陽。

結人「なぜ記憶喪失だったのか、なぜ時を越えてしまったのか。

それも全て、8年前に思い出したでござる。」

陽がじゃあみんなに伝えましょう!!と立ち上がりかけるのを慌てて止める。

結人「待つでござるよ。

拙者はちゃんと拙者の言葉でこの事を伝えたい。

だから今しばらくこの感動を共有するのは耐えてほしいでござる。」

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作者名:さすらいの作者 | 作成日時:2017年11月22日 15時

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