【黒バス】奇病パロ集めてみた【短編集】

黒い痣＊黄瀬 ページ4

黄瀬涼太は黒い痣が徐々に体を覆ってゆく病気です。
進行すると自我を失います。
＊
「ねえねえさつきちゃん。最近黄瀬くん見た？」

「それが全然見ないんだよね。部活も学校も来ないし、雑誌とかでも見ないし」

「家に居るかなあ」

「居ってみたら？」

「そうだね。それが手っ取り早いかも」


その日の放課後、私は黄瀬くんの家に行ってみた。
ほかの人だったら気にしないかもしれないけど黄瀬くんは親友だから。
何かあったら心配だから。

ピンポーン


「あ、Aっち」

「き、黄瀬くん。最近学校に来てないようだけど…なんかあった？」

「Aっちには関係無い・・・ッスよ」

「いや。私は黄瀬くんの親友のつもりだから、関係無くない」

少し乱暴だけど、家に上がらせてもらった。
家族の人は帰ってないみたい。
リビングには黄瀬くんがうずくまっていた。


「黄瀬くん。顔・・・上げて？」

「嫌ッス。こんな顔誰にも見せたくない。ましてやAっちには絶対」

「どんな黄瀬くんでも、絶対傍にいる」



一瞬、沈黙。
しかしそれを切るように、家の中には黄瀬くんの声が走った

「どうせそんな事言ったって、いつかは非難するんでしょ!?甘い言葉で俺の気持ちを惑わさないでよ。何人も同じ事言ってきたッス。そういう人が俺を壊していくんすよ・・・」

ガッと首を締められる…

「黄瀬…くん…やめてっ…」


もはや黄瀬くんの目には、誰の光も写っていないようだった。

＊
魚の涙が薬になります。

なんか自我が消えるってところが上手く出来てないような…
すみません！

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