【黒バス】奇病パロ集めてみた【短編集】 (ページ11)

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喉から宝石＊青峰ページ11

青峰大輝は喉からぽろぽろと宝石が出てくる病気です。
進行すると甘いものばかり食べたくなります。
＊
今日も幼馴染三人で仲良く登校…なんて展開は無く…

「A、お前まだんなモン持ってんのかよ…」

「「んなモン」じゃないよ、青峰くん！
これはお婆ちゃんの大事な大事な形見なんだから！」
「そうだよ大ちゃん！これだから男子はー！」

まあ、こんなやりとりも慣れたというか…

これは小さい頃おばあちゃんがくれた、「星の欠片」を砕いた粉なんだよね。
どんな難病にでも振りまけば少し治るんだとか。
でもそんな病気ってあるのかなあ…

「それでその時桜井くんがねー？」

「ちょ、桜井くん謝ってばっかりｗん？
ねえねえさつき。青峰くんついてきてなくない？」

「あ。確かに。大ちゃー…って、え！？」

振り返るとそこには倒れている青峰くん。
軽いことじゃ昔から倒れなかったけど…これって大ピンチ！？

「青峰くん！大丈夫！？」

「…ゲホッ。別に大したことじゃねえよ…」

「だ、大ちゃん。この宝石…吐いたの？」

「知らねえよ…いきなり口から出てきやがったんだよ…ゲホッ」

どうしよう。このままじゃ青峰くんが…
もしかしたらこれがその「難病」なのかな
これが病気なのかもわからないけど…やってみる価値はあるよね。

「さつき！少し離れて！」

「わかった！」

「あれ…止まった…」

「すごいよA！！」

「こんなことがある…の！？」

さっきのはなんだったんだ。ってくらい。
一件落着(？)

「ありがとよ」

「いえいえ」

…良いのかな？

＊
星のかけらが薬になります。

でもこれ「少し治る」だから完全じゃないんですよね。