松野おそ松のホントの性格。

チョロ松side ページ29

おそ松兄さんが目を覚ましたらしい。

僕はデカパン博士の研究室を出て

公園にいった。





カ「･･･おそ松？」

お「よぉ、カラ松。俺、戻れた！！」

十「良かったね！兄さん！！」

お「おうっ。お前らのお陰だな！」

ト「Aのおかげでもあるけどね♪」

一「うん。ってかほとんどAのおかげ。」

お「んなことねぇよ。お前たちのおかげでもある！」






僕はそんな会話が電話から聞こえてきて

すごく安心した。





弟たちの前で泣きたくなくて

逃げ出してきたんだ。




だって僕は･･･







・






お「おそ松兄さんの相棒だから。」

チ「･･･！おそ松兄さん･･･？」

お「せっかく長男様が戻ってきたのにいないってどゆこと！？」

チ「･･･ごめん･･･。」



おそ松兄さんは笑って

僕を抱き締めた。




お「ありがとな。チョロ松。流石は俺の相棒！」

チ「･･･おそ松兄さんっ･･･」

お「ほら、今だけは思いっきり泣いちゃえよ。」

チ「うっ･･･ｸﾞｽｯ･･･うわぁぁっ･･････！」

お「よしよし。お前は可愛いなぁ。」

チ「ｸﾞｽｯ･･･兄さぁん･･･よがっだぁ･･･！」







久しぶりだった。こんなに泣いたのは。

おそ松兄さんの腕のなかでずっとずっと･･･。



それでも兄さんは優しく頭を撫でてくれた。

･･･本当に･･･戻ったんだ。あの頃のおそ松兄さんに･･･。





お「俺、明日、Aに会いに行くんだ。」

チ「Aに？でも、おそ松兄さんのこと･･･。」

お「このカリスマレジェンドのことなんてすぐ思い出すだろ！」

チ「どーだろー。」

お「ちょっ、棒読み！？･･･ま、一回は夢で会ったようなもんだし！」









カ「おそ松！」

一十ト「おそ松兄さん！」

お「おー、お前ら。そんじゃ、帰るか！」








おそ松兄さんが戻ってよかった。

Aのおかげだね。





本当に、本当に、ありがとう。

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