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一松side ページ3

Aがおそ松兄さんと付き合ってる

そう聞いたとき、俺は正直心配だった。




ト「おそ松兄さん、Aと付き合ってるの!?」

お「・・・・・・だから何。」

チ「お前に彼女とか、その性格で!?」

カ「・・・おそ松に彼女か・・・。」

十「よかったね、おそ松兄さん!!!」

お「・・・・・・。」



俺たちが騒いでても

どこか遠くを見つめたまま、ため息をついた。




お「っ・・・!一松・・・・・」



俺はイライラしておそ松兄さんを外に連れ出した。



一「・・・・おそ松兄さん、」

お「・・・・・・何。」

一「何で好きでもないのに付き合ったの?」

お「・・・・・・お前に関係ない。」

一「関係・・・・あるよ。俺も、他の兄弟も。」





Aは小学校の時から一緒にいた

大切な幼なじみ。



・・・・俺たちの初恋の人。



6つ子を気味悪がってみんな近寄ってこなかったのに

Aだけは話しかけてくれた。





おそ松兄さんが好きだってわかってた。

朝、いつも愚痴聞いてたから。



A・・・おそ松兄さんに告白したのかな?

じゃないと付き合ったりしないよね・・・。




お「・・・別に付き合ってない。誤解。」

一「・・・は。なにそれ。」

お「俺、あいつのことなんて好きじゃねぇし。」









そう冷たくいい放った俺たちの長男。

・・・どうしてあんな風になったんだよ・・・。



前はもう少し・・・明るかったのに。







貴「ハァ・・・おそ松・・・。」

一「・・・Aキモい。」

貴「えっ・・・。ごめん・・・・・・。」





おそ松兄さんは気づいてないけど、

Aはすごくモテる。


明るい性格で、おそ松兄さんの表と同じくらい

人気。





貴「あっ、おそ松だ!」




急に立ち上がったAは

朝のことなんて忘れたように


貴「ありがと、一松!行ってくるね!!」




こんな俺にきらっきらの笑顔を向けた。

こっちまで頬が緩んでしまう。






チ「・・・・・・一松。」

一「チョロ松兄さん。何?」

チ「Aとまた話してたの?」

一「うん。相談に乗ってた。」






チョロ松兄さんは呆れ顔で

「Aは本当に一途だね。」と言った。






・・・・・チョロ松兄さんも、クソ松も、

十四松も、トド松も・・・・・・俺も。



おそ松兄さんがうらやましい。

・・・悔しいよ・・・・・・。





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サクラ - その後の話ほしい! (2017年8月8日 17時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
もちの子さん(プロフ) - 完結……おめでとうございます!本当におもしろかったです…!!次回、楽しみにしてますっ…! (2017年6月26日 16時) (レス) id: 88ecd3ccc4 (このIDを非表示/違反報告)
桃猫♪(プロフ) - おそ松編完結おめでとーーー!!!\(>▽<)/とっても素敵な作品だったよ!これからも頑張ってね!(^^)!チョロ松編、楽しみに待ってまーす(^^)/ (2017年6月25日 22時) (レス) id: 5ceabd4b84 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ★*☆♪(プロフ) - 完結おめでとうございます!(*´∀`)♪めっちゃ面白かったです!チョロ松編、楽しみにしてますね(*>∀<*) (2017年6月25日 22時) (レス) id: 3f08452ac1 (このIDを非表示/違反報告)
AinoArika(プロフ) - 神凪。さん» ありがとうございますぅ・・・頑張りますね!! (2017年6月25日 21時) (レス) id: 7efebc9e96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AinoArika | 作成日時:2017年4月20日 21時

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