あなた達が嫌い 84 ページ41
優side__
ふと目が覚めると、真っ白な天井。
そして、心配そうな顔をした皆。
何があったんだっけ…
そうだ、私 彩絵に刺されたんだった。
ちょっと所じゃない違和感が腹部に。
刺されたところだ。
何かやってくるとは思っていたけど、まさか刺されるとは思わなかった。
油断は禁物だねー(´・∀・`)
青城のみんなも、私の今までの悪事が全て嘘だって信じてくれたみたい。
やっと(((
私には気になっていることがある。
彩絵の事だ。
彩絵に対して恨みを持っているのか?
そうではない。
どちらかと言うと、心配なのだ。
刺されたけど(
私のことを刺したあの時、苦しそうな顔をしていた。そして、小さな声で何度も、
「 ごめんなさい…ごめんなさい… 」と言っていたのだ。
苦しくてたまらない。
悲しくてしょうがない。
私を助けて欲しい、そう訴えかけるような表情。
あの子はただ憎くて刺したわけじゃない。
その理由を及川先輩は何か知っている。
そう踏んでいるのだ。
及川「じゃあ、俺はここで失礼しようかな!」
及川「まだ終わったわけじゃないよ。」
岩泉「ふざけんじゃねぇ」
この言葉から、この2人は何か知っているんだろう。
そんな気がした。
だから聞いてみるのだ。
『あの、待ってください、及川先輩。』
及川「なーに??寂しくなっちゃったのー?」
岩泉「うるせぇ鰹節」
『断じて違います。彩絵のことについて聞きたいことが…』
及川「…うん、言っておかなきゃね。
優ちゃんにも、青城の皆にも。」
そして、及川先輩は、彩絵の体にアザがあったのを見たこと。虐待の可能性がある。キャプテンとして、彩絵も助ける義務がある。ということを教えてくれた。
岩泉先輩は、彩絵を迎えに行った時に1度だけ、ドン!という大きな音の後に、彩絵のお母さんらしき人が鬼のような形相で外に出ていくのを見たのだそうだ。その後に、彩絵がぐしゃぐしゃの頭で、「ママ!ママ!」と後を泣きながら追いかけて行った様子を見たらしい。
人の家庭環境に簡単に足を踏み入れては行けないと、忘れようと思ってたらしい。
なるほど、これは一刻も早くどうにかしなきゃ
いや、私たちにはどうにも出来ないかもしれないけど、少しでも彩絵が幸せな道を歩めるように。
そして、心から笑える日が来るようにするから
待っててね、彩絵。
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山P(プロフ) - くれは卍さん» ありがとうございます!返信遅れて申し訳ありません!!これからちょっとずつ更新していけたらな、と思ってるので、楽しみにしていてください!! (2019年7月16日 8時) (レス) id: 5f7bff9f82 (このIDを非表示/違反報告)
くれは卍(プロフ) - この小説大好きです!ゆっくりでもいいので更新頑張ってください!応援してます! (2019年6月8日 0時) (レス) id: 325596c204 (このIDを非表示/違反報告)
山P(プロフ) - 申し訳ありません。長い間更新していなかったせいでどのサイトからログインしたか分かっていませんでした。下記の山Pも自分ですので、把握よろしくお願いします。 (2019年2月17日 23時) (レス) id: fdcbc5b877 (このIDを非表示/違反報告)
山P(プロフ) - 遥さん ごめんね!受験があって中々来れてなかった…。申し訳ない。これから徐々に更新します(´;ω;`) (2019年2月16日 1時) (レス) id: fdcbc5b877 (このIDを非表示/違反報告)
遥 - 久しぶり、更新気になってるよ〜無理せず頑張ってね〜 (2019年1月11日 7時) (レス) id: a79aab8021 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山P x他1人 | 作成日時:2018年8月9日 23時