【東京喰種】世界の狭間。due

26話 ページ3

ある気配がする部屋に入った。








真っ白な壁と床の大部屋。








その中央にたつ白髪の青年。








『研………？』






匂いが金木と同じだ。









でも、黒髪だったはず。白くなんか。







「Aちゃん？」






振り返り、左目だけ赤い。






『研…………』






いつもと違う雰囲気を出している。







『ねぇ、どうしたの？足元のそれ。







ヤモリ、だよね』







赤い液体を流すヤモリ。





「そうだよ。Aちゃんも苦しめられてたんだよね。







でももう大丈夫」





冷たい目でヤモリを見下げる。




ドクン、ドクン。




『ねぇ。まさか研、こいつに』





「Aちゃん」




寂しげな笑みを浮かべる。





「僕は大丈夫だから。行こう」





隣を通る。






ねぇ、なんで。







私みたいになってる。






・・・
昔の私みたいだ。






〈A、痛いかい？〉




―いたい。―








〈大丈夫。すぐ楽になる〉







―いや、だ。いや。助けて―





『流星にぃ』





身を翻し、金木のあとを追った。





――――――――――――


―――――――










「な、なぜ白鳩が」









「ここを通すなー！」









「うるせぇ！」










クインケを片手に喰種達をきっていく。










「ちっ！多いな！」









タバコをくわえながら走る。









バン！と扉を蹴りあけた。









「！……白鳩」









「あ？てめぇは」









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きる！途中できる！

27話→←研「馬鹿」

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