【東京喰種】世界の狭間。

５話 ページ6

貴方side



『トーカ！ただいま！』


「あ、おかえり。今日、遅かったね」

雑誌を見ながらいうトーカ。

とりあえずこっちみて。

『今日はバイトおやすみ？』

「うん。まぁ。」

歯切れ悪い言い方だけど、とりあえずこっちみて。←

「………」

あ、イヤホンで曲聞き始めた。

今日のトーカはあたりが強いなぁ。

いつもはいい子なのに。

そんな時は、たいてい……。

『トーカ。なんかあった？』

「………」

私にあたりが強い日はなにか嫌なことがあったとき。

トーカに近づき、目線を合わせる。

「………なんもない」

まだこっちをみてくれない。

『……』

「!?…なにしゅんの」

トーカのほっぺを引っ張る。

トーカもこちらをみ、眉を顰める。

『やっとこっちみてくれた。
で、どうしたの？友達となんかあった？』

「…Aはさ、友達が悪口言われてたらどうする」

『私だったら、気にするなっていうなぁ。』

ヨイショ、とソファーに座り、笑った。

『自分は味方だしって』

え、人間のこと好きでしょって。


ははは、勘違いされても困るけど、今はトーカを励ますため｡


「……」

『物事はもっと簡単にみなきゃ。悪口なんて気にしてたら何もできないよ』

そぅ、とつぶやきトーカはまっすぐこっちをみ、笑った。

「ありがとう。A」

か、可愛いすぎる！←

つい抱きしめてしまうほど可愛い！

やっぱトーカは元気がなきゃトーカじゃない！

６話→←4話。

• 金　運: ★☆☆☆☆
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ラッキーナンバー

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