22話 ページ34
『ハァ………ハァ……… 』
廃墟のビルで、寝転がる。
研を取り戻すために、強くなろうと特訓をしていた。
相手はアオギリの樹。
油断してはすぐやられる。
Aは目をつむり、コンクリートの冷たさで火照った体を冷ましていた。
――――――――――
――――――
ザァァァァ……
〈さむっ〉
雨が体の体温を奪う。
冬なのに薄着1枚のワンピース。
道を通る度、通行人に見られる。
どうだっていい。逃げなきゃ。
遠くへ、できるだけ遠くへ。
たどたどしい足取りで、裏道を通る。
〈ねぇ〉
後ろから声がした。
どうでもいい。早く。あいつらが来る前に!
なんで逃げてるかは今は覚えてない。
ただ逃げないと自分はもう、死ぬ気がした。
〈白鳩から逃げてるんだよね?Aちゃん〉
〈っ!〉
どうしよう。追って?喰種?だれ?
頭の中がぐるぐる回る。
包帯を体中に巻いた少女。
顔すら見えなくて性別が見た目はわからなかったが、高い声からして少女だ。
〈私はエト。喰種だよ。よろしく〉
安心させるかのように優しくいう。
〈よろしく。………私は行かなきゃ〉
〈ねぇ。そんな状態で逃げれるの?赫子も出せないのに?〉
わかってる。わかってるけど。逃げるしかない
〈他の喰種にやられちゃうよ。〉
エトの言葉が雨より冷たく刺さる。
〈おいで。アオギリの樹へ〉
これが私とエトの出会い。
❀* ❀。. ✿ * ❀ 。* ❀ ❀ * .❀ 。 ✿ * ❀ ❀ 。 ✿ * 。
エトの口調が不明状態ヽ(*´∀`)ノ
始まったと思ったらいきなり過去へーん!
進める気あんのか!私!(੭ु ›ω‹ )੭ु
♕ティアラ♛
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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ドS娘 - …朝ごはんって…人肉…? (2017年7月27日 15時) (レス) id: 8d85534e35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ティアラ | 作成日時:2014年12月9日 6時