誘い ページ8
ハンジside
リヴァイが襲いそうだったからAを引き離した。
Aは今度は私に絡んできた。
ペトラも混じってうるさくなってくると、リヴァイは部屋を出て行った。
それにしてもAの破壊力は半端ない。
Aが飲んだのは甘えるようになる薬。
そして行動や性格が若干幼児化する。
かなり強力だから、本人はただ薬に支配されて自分の意志では動けないはず。
でも、戻った後、その時の記憶は残る。
一体どんな反応をすることか。
まぁ今はこの状況を楽しもう。
「ハンジ、訓練しよ?みんなも一緒に!ダメ?」
これを断ることができる人がいるなら見てみたい。
少なくとも、ここにいる人間には無理だろう。
「いいよ。行こうか」
Aはとびっきりの笑顔で部屋を出て行った。
何かが倒れる音がした。
あ、エレンが気絶した。
すると、もうスピードでAが部屋に戻ってきた。
もう立体機動装置をつけている。
早っ!
「え?エレン?大丈夫?生きてる?」
Aはエレンに駆け寄って肩を揺さぶった。
エレンは起きた。
その瞬間、顔が真っ赤になった。
「あ、すいません!大丈夫です!ありがとうございます!」
エレンがそう言うとAはエレンに抱きついた。
は?
「良かった!訓練できる?できるなら行こ!」
エレンは訓練しない方がいい気もするけどな…
顔が真っ赤。
これは惚れたな。
でもエレンはAの差し出した手を取った。
「早く準備してね!待ってるから!」
Aは準備しに部屋を出て行く私たちにヒラヒラと手を振った。
私が男だったら即襲ってるのに。
あ、私はなんてことを考えてるんだ。
私は準備を急いだ。
部屋に戻ると、先に戻っていたオルオ、エルド、グンタがAに絡まれていた。
警戒心解いたのかな?
それとも薬のせい?
まぁ、どっちでもいっか。
みんなが揃うのを待って私たちは部屋を出た。
途中で会ったモブリットもAに連れていかれた。
関わり、あったっけ?
よく分からないけど。
なんか面白くなってきたなぁ〜。
67人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カシオペア | 作成日時:2017年8月24日 15時