気絶 ページ48
Aside
私は気がつくと木の上に居た。
両手足を縛られている。
酷い頭痛がする。
私の視界に移ったのはエレン。
巨人化できるらしいユミル。
そしてさっき巨人化したのが一瞬だけ見えた。
ベルトルトとライナー。
私は立体機動装置をつけたままだ。
腕さえ自由になれば逃げられる。
私がそう思った途端、何者かに掴まれた。
そして頭を殴られる。
私はまた気を失った。
そして目が覚めると、私は鎧の巨人の上にいた。
手足は縛られたままだが、ただ乗っているだけの状態だ。
巨人化したユミルがヒストリアを掴んでいる。
状況が読めない。
下を見ると、兵士たちが戦っている。
恐らく目的はエレンの奪還。
私の代わりはいくらでもいる。
私は捨て身の作戦に出た。
転がって地面に落ちた。
その回転を利用してそこらの岩で縄を切る。
すごく痛い。
だが、それは問題じゃない。
私は剣を抜いて、エレンに飛びかかろうとした。
でも、エレンは鎧の巨人の手に阻まれて見えなくなった。
中にはベルトルトも一緒にいる。
私は一度諦め、体勢を立て直した。
すると104期の皆がそちらに向かった。
私はふと進行方向を見た。
そこには巨人の大群を引き連れているヅラヴィン。
あのヅラ野郎！
私は馬に乗っていない。
格好の獲物だ。
私は近くの木に飛び移った。
しばらくそこで戦況を見ていた。
ヅラヴィンの腕が喰われた。
エレンの奪還に成功。
皆が去って行く。
あ、私も行かなくちゃ。
ぼーっとしていた。
私は近くの兵士から予備の馬を貰った。
壁に戻った頃にはもうヘロヘロだった。
「Aさん！」
誰かの声が聞こえた気がする。
しかし、私の意識はもうなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カシオペア | 作成日時：2017年8月24日 15時
