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戻った ページ28

エレンside


俺がドアを直そうとしていると、誰かが叫ぶ声が聞こえた。

多分Aさんだ。

俺はAさんの部屋に直行した。

俺はノックせずに入った。

Aさんはベッドで寝ていたが、苦しそうだった。

汗をかいているわけではないけど、何かを言っている。

「行かないで!」

Aさんは急にそう叫んで、手を上げた。

そして俺を見た。

「エレン…どうしたの?」

口調が戻ってる。

記憶が戻ったのかもしれない。

「Aさんが苦しそうにしていたので来ました。大丈夫ですか?」

俺が言うとAさんは頷いた。

でも、それはとても弱々しかった。

「Aさん…記憶戻りましたよね?」

俺が聞くと、Aさんはギクッとした。

そして観念したように言った。

「うん。戻ってる。でも、誰にも言わないで欲しいの。リヴァイにも」

理由は聞かない方がいいんだろう。

俺は部屋を出た。

途中で兵長とすれ違った。

兵長は俺を訝しげな目で見てきたけど、何も言わなかった。

てっきりAさんのところに行くと思ったけど、自分の部屋の入っていった。

まぁ、俺には関係ないだろう。

思い出した→←夢



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作者名:カシオペア | 作成日時:2017年8月24日 15時

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