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ダブルデート当日。
朝から眩しいくらいに太陽が輝いてる。
これは日焼け止め必須だなぁ、とクリームを塗りたくって家を出た。
櫻井くんとは私の家の最寄駅から合流。
倉岡くんたちとは海へ行くまでの乗り換え駅で合流することになっている。
櫻井くんから〈3両目に乗ってるよ〉というラインをもらって、その位置で電車を待ってると、やってきた電車の中に、こっちを見てる櫻井くんを見つけた。
扉が開いて、ニコッと笑ってる櫻井くんのもとへ。
翔「おはよ」
「おはよう」
翔「めっちゃ暑いね、今日」
「うん。外暑かった」
みんなお出掛けなのか、そこそこに混んでる車内。
扉付近で櫻井くんと並んで立つ。
翔「海やばそうだな、これ」
「そうだね」
窓の外を見て、めっちゃ焼けそう、と呟く横顔をちらっと盗み見。
やっぱり私服だと、雰囲気変わるからドキドキする。
私は、お気に入りの、淡い黄色のワンピースを着てみたけど……どうかな。
櫻井くん、どう思ってるかな。
そわそわしながら、ワンピースの裾をきゅっと握っていると。
翔「ちょっと緊張してる？」
櫻井くんが私の顔を覗き込んできた。
「、え」
翔「倉岡たちと会うの、緊張してる？」
「あ……うん、してる、かも」
今は別のこと考えてたけど、そのことで緊張はしてる。
翔「大丈夫、きっとすぐ打ち解けられるよ」
「そうかな……」
翔「うん」
櫻井くんが私を安心させるように優しく笑う。
その笑顔で、ほっと緊張がほぐれるように感じた。
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作者名：さくらこ | 作成日時：2019年6月23日 17時
