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存在価値 2 ページ35

だから獣の薔薇を作った。

猿の末裔である人間を排除するために。

その中で伊野尾は最高傑作だと思った。

ヒューマには、かませ犬として誘き出した。

獣たちの時が熟し、開花のきっかけを作るため。

そして、伊野尾に負荷をかけることで青薔薇はさらに魅惑的なあまい香りを増し、力が増強する。

クロムも邪魔だった。

すぐに消すこともできたが、やはり伊野尾の青薔薇のために利用した。



時は満ちた。






猿の末裔達はこの世界を私利私欲のために汚し、自然を冒涜してきた。

そんな人猿の末裔、人間をこの世界から一掃する。

そのために伊野尾たちを呼んだ。

長老「お前たちは、この世界を壊し新しく作り変えるために生まれたんだ。」

山田「この世界を壊す?」

長老「そうだ。」

裕翔「それって人間だけでなくて?」

長老「すべてを破壊する。」

有岡「はっ?なんで?人間って言ったていい人たちだって居たよ。」

長老「お前たちは優しい。そう言うと思っていたよ。」

薮「じいさん、俺たちに何させようとしてるんだよ。」

長老「はははっ。正確には俺たちではない。」

長老の目がぎょろりと見つめる先には………

長老「必要なのは伊野尾だけだ。」

長老が言い終わるか終わらないのタイミングで伊野尾に向けて手をかざすと、長老の手首部分から薔薇の蔦が伸びる。

伊野尾「う゛っ!」

それはあっという間に伊野尾の腰辺りに両腕ごと巻き付いた。

長老「伊野尾。来い。」

蔦で巻き取られる。

伊野尾「うあ゛っ〜!」

一瞬にして長老の腕の中に引き寄せらた。

山田「伊野ちゃん!」

高木「伊野尾君!」

一斉に長老に飛びかかる獣たち。

長老「おすわり。」

長老が獣たちに手をかざすと、強い衝撃波が放たれる。

獣たち「ぐぁっ!!」

床に叩きつけられ、痛みに悶絶する。

長老「子犬たちよ、大人しくしておれ。」

伊野尾「じっ……じっちゃん……やめ……て…」

その間もジリジリと蔦は伊野尾の体に棘を立て締め付ける。

長老「美しく育ったじゃないか。摘み頃だな。」

言うなり、伊野尾のはだけた服の隙間から覗く胸の突起を口に含み舌で転がす。

伊野尾「ふぅんっ!!」

伊野尾は固く目をつぶり、顔をそらす。

高木「てぇめぇ〜っ!…いい加減にしろ!」

怒りに震える高木が蹌踉めきながらも長老に向かって爪を立てる。

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yamahituji405(プロフ) - 私さん、コメントありがとうございます!こんな内容ですが、作者はけっこう真剣に頑張って書いています💦なので、本当に嬉しいです。 (9月10日 12時) (レス) id: 35bce03242 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すごく楽しみに読んでいるので書いてくださると嬉しいです、、  (9月10日 9時) (レス) @page25 id: 5567290ecb (このIDを非表示/違反報告)
yamahituji405(プロフ) - なななさん、コメント、本当にありがとうございます!まさかまさかの事態に手が止まり悩んでいました。励みになりますm(_ _)m (9月10日 8時) (レス) id: 35bce03242 (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - 私は可能なら続きが読みたいです。ここじゃなくても良いので... (9月10日 2時) (レス) id: ecedb3883c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サツキ | 作成日時:2023年8月23日 14時

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