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恋せよ少年 ページ9
「A!」
リヴァイさんの部屋に行こうとしていた時、肩に置かれた手と共に聞こえた自分の名前を呼ぶ声。
『エレン、どうしたの?』
「どうしたのじゃねぇよ!お前今日も訓練来なかっただろ?もうすぐ巨人と戦うってのにそんなんで勝てると思ってんのかよ」
『…ごめんね、少し体調が悪くて』
大きな緑の目がひたと私を強く見つめ、いたたまれなくなって目を逸らした。
体調が悪いのは本当だった。
ここの所ずっとそう、何をしていても何処にいても頭痛や体のだるさに見舞われる。
唯一、リヴァイさんの側を除いて、だが。
「それなら出歩かずに部屋で寝てればいいだろ」
『…明日からは行くから、ね?
それに、もうすぐ巨人の餌になるんだから、リヴァイさんの傍に居たってバチは当たらないでしょう?』
巨人の餌になるつもりなんて全く無いけれど、私は微笑んだ。
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作者名:しゅ〜くりぃむ.苺 | 作成日時:2017年6月24日 13時