山田家末っ子やってます

twenty ページ22

いちにぃ達を起こしに部屋に向かう。

『いちにぃー。じろにぃー。さぶにぃー。起きてー。』

一郎「んぁ？A？どうしたんだ？」

『今日１時に友達来るから。』

一郎「おう。…………って今日！？」

『ごめんなさい、今さっき決まったから。』

一郎「いや、大丈夫。じゃあ、朝飯にするか！二郎と三郎起こしてくれ。」

『はーい！』

いちにぃはキッチンへ向かうため、私の部屋を出ていった。

『じろにぃー！さぶにぃー！起きてー！』

三郎「んっ。A？」

『おはよう、さぶにぃ。』

三郎「おはよう。」

『今日１時に友達来るから。』

三郎「ふうん。………って今日！？」

『うん、いちにぃと同じ反応はやめようか。』

さぶにぃは起きたから後はじろにぃだ。


『じろにぃー！起きてよー！ねーえー！』

二郎「あと5分だけ………。」

『だーめー！起きてよー！うわぁっ！？』

気づいたらじろにぃの体にすっぽり収まっていた。

二郎「んっ。あったかい。」


ぎゅーっと私を抱きしめるじろにぃ。

別に気にしないけど暑いからやめてほしい。

三郎「んなっ！？やめろ！低脳！Aを離せ！」

『じろにぃ、暑い。』

二郎「にゃ、あ？うわぁっ！？な、何でAがここにっ！？」


猫かよ。というかこのくだり２回目だし。

『暑い。じろにぃ。』

二郎「ごめん。寝ぼけてて。」

三郎「本当に低脳だな。」

『さぶにぃ、喧嘩しないで。』

三郎「っ！ごめん、A。」

『あ、そういえばじろにぃ。今日１時に友達来るから。』

二郎「へぇー。………って今日！？」

『３人そろって同じ反応とか仲良しさんだね。』

三郎「友達来るんなら片付けなきゃじゃん。手伝うから早く朝ごはん食べよう。」

『うん！さぶにぃ！じろにぃも、早く行こう！』




４人で仲良く朝ごはんを食べて、片付けを終え、あっという間に１時に。


ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ



あ。来た！

うちに実際に友達を呼ぶのは初めて。

いちにぃ達は初めて会うことになる、ね。


ガチャリ







「「「お邪魔しまーす！」」」

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