No,103 ページ3
皆んなに促されるまま座ったのは真ん中の席。
右隣に侑李、左隣にいのちゃん、
正面に雄也なんていう笑顔で逃げさせてくれなさそうなメンツが私の周りに座った。
どんな顔をしていいか分からなくて不安だった
何を今更っつ思われないか?なんて今まで一緒にやってきたメンバーたちがう
そんな事をおもうはずない。そんな事はわかってたが
やはり緊張も不安もあった、だけどそれは全くの杞憂だったね
「A本当に久しぶり!」
「ねーそういえばねこの前圭人が______」
今までとなんら変わらない皆んなの対応に心底安心してやっと緊張がほぐれてきた。
勝手に辞めたこと、耳のこと、親のこと沢山たくさん秘密があったこと、
いっぱい謝りたいことがあったけど、でもまだいいか。
今は楽しもう。謝るのはご飯を食べた後、今は皆んなとめいっぱいお話しして
お腹いっぱいになるまで高級焼肉を食べてやる。
そう決めて以前のように皆んなをいじったり、ツッコんだり、
時には皆んなからいじられたりして心から楽しんだ。
皆んなの顔からも笑顔が絶える事はなくて
同じように楽しんでくれているような気がして嬉しかった。
でも、もうそんな楽しいだけの時間は終わり。
食べ尽くされたお皿が前に広がっている中で談笑を続けているみんなに話を切り出す
「あの……その、、ごめんなさい。」
頭を下げれるだけ下げて謝った。
今までうるさかった部屋の中が一瞬にして静まり返って無言の空間が出来上がった。
あぁ視線が刺さる、無言の空間が怖くて
皆んながどんな顔をしてるのかが怖くて頭を上げることができない。
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作者名:玲香 | 作成日時:2017年9月22日 21時