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『えっと…』
君は?と言う前に、その子は走ってきた。
男の子に抱きつかれ、私は後ろに転んでしまった。いたた…
?「A姉ちゃん!今までどこ行ってたの!?」
『君は…?誰?』
佳主馬「僕のこと覚えてないの…?」
『ごめんね。今、何も思い出せなくて…』
佳主馬「佳主馬だよ!思い出して!!」
『佳主馬…くん?…っ…』
“A姉ちゃん!一緒にあそぼ!”
『あ…っ…ごめん、よく思い出せない…ごめんね』
佳主馬「そっか…ねぇA姉ちゃん、家族のこと…何にも覚えてないの?」
『うん…早く思い出したい…
ねぇ佳主馬くん。私って…どんな人だったのかな?』
佳主馬「A姉ちゃんは、優しくて、面倒見がよくて、料理が上手くて、誰よりも家族想いだった。」
『そっか…。1日でも早く本当の私になれるように頑張るね。
佳主馬くん、良かったらこの家案内してくれないかな?』
正直言って迷いそうだったし、この子ともっとお話ししたかった。
佳主馬「いいよ。じゃあまずはみんなのとこに行こう。きっと会いたがってるよ」
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作者名:Moira | 作成日時:2015年8月20日 10時