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『…ぅ…』
眩しい。ここは…?
?「ちょっと!!目を覚ましたわよ!おばあちゃん呼んできて!」
誰…?この声…なんだか、懐かしいような…
しばらくすると、着物を着た女の人が入ってきた。
?「目が覚めたのかい。身体は痛くないかい?」
『身体は、大丈夫です…あの、あなたがたは…誰、でしょうか?』
?「私よ!万里子よ!本当に…覚えていないの…?」
『万里子さん…?すみません。わからない…です』
わからない。そういえば私ってどうしてここにいるんだろう…
『あの、私どうしてここにいるんでしょう?ここは…どこですか?』
?「ここは病院だ。あんたは車に轢かれて意識不明になってさっきまで寝てたんだ」
『私が…車に…ぅぁ…』
痛い。頭が急に痛くなってとっさに頭をおさえた。
万里子「しっかりしてA!何か思い出せることはあるかしら?」
『えっと…あ…ぅ…ごめん、なさい…思い出そうとすると頭が…』
ふと、背中を優しく撫でられ、抱きしめられた。
?「無理に思い出そうとしなくていい。記憶がなくなってもあんたは陣内A。私の大事な子だ。」
『…いいんですか?私なんかがいても…』
?「いいんだ。さぁA、家に帰ろう。みんなが待ってる。」
『ありがとうございます…えっと…』
栄「私は陣内栄。あんたのおばあちゃんだよ。前みたく、おばあちゃんと呼んでおくれ。」
『はい。おばあちゃん!』
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作者名:Moira | 作成日時:2015年8月20日 10時