藍沢先生が体調不良(リクエストＯＫ)

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藍沢side




起きて時計を見ると朝だった。





目を覚ましたところに白石が入ってきた。




入ってくると「起きてたんだ」と言って体温計を渡され「熱測って！」と言われたため体温計を脇に挟んだ。





藍沢「昨日は当直、シニア一人で忙しかったはずなのにすまない」





白石「いいよ気にしなくて。言ったでしょ？迷惑なんて思ってないって」





藍沢「………」





少し経つと体温計が鳴り示した体温は
38度だった。





インフルエンザはかかり始めが辛い。
まだ熱が高いためか体が怠くて仕方ない。




今日はどうしようかと考えていると白石が





白石「今から私当直終わって帰るんだけど藍沢先生もしばらく自宅療養だから家の近くまで送るよ！私、車で来てるから」





と提案してきた。

確かに今はどうにも体が重たくて動かしにくい。今の体調ではタクシーを捕まえるのも大変だし公共の交通機関を使って帰るという手段もあるが医者である自分がまわりに菌を撒き散らす訳にもいかない。

白石の提案はありがたいがやはり白石だって日頃忙しいため少しでも長く休みたいだろうし迷惑をかけるわけにはいかない。





そう考え断ろうとすると「迷惑なんて思ってないからね」と俺の心を見透かしたように言われた。





藍沢「じゃあ頼む」



ここは少し甘えようと思いお願いした。
着替えて来ると言って白石は仮眠室を出ていき少し待っていると「お待たせ」と帰ってきた。





白石に車で送ってもらい家に着くと一人で買い物に行くのは大変だからと水や何日分かのゼリーや温めるだけのおかゆなどが入った袋を渡された。





藍沢「送ってもらってこんな物まで貰うわけにはいかない」





白石「いいって、気にしないで」





藍沢「………」





白石「じゃあ、ゆっくり休んでね」





白石から袋を受けとり自宅へ帰った。


いつも走り回っているからかじっとベットに寝ているのは暇だったが普段働いていたりして見られないテレビをみたり溜まっていた医学書を読んだりして過ごし
俺は数日間の自宅療養を経て復帰した。




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