episode*48 ページ7
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何が起きているんだろう。
そういえば、生徒たちはどこへ？
みんな、逃げたのかな？
…いや、違う。
状況を考えろ。
《魔物が人間になったこと》と《生徒や先生が誰もいないこと》を合わせると…導かれる答えは、ただひとつ。
『…みんなが、魔物になったんだ』
それしか、ない。
「A様…お教えするのが遅れてすみません」
シュリが話しかけてきた。
そういえばシュリは、私たちが生徒会室にいる間、ずっと学園祭に参加していたから、何かを知ってるのかもしれない。
「実は…ここにいる魔物たちは皆、
高等部の生徒や先生たちです。」
『！！！』
「学園祭の途中…あのフードの男、フラントがいきなり現れて、謎のウイルスをまきました」
『ウイルス…』
「そのウイルスに感染した者はみな…魔物の姿になってしまいました。魔力の質の低い者から、どんどん感染していきました」
『そんな』
「…ごめんなさい。これをお教えしたら、A様が魔物たちを殺しにくくなると思って、黙っていました」
『…』
フラントの作り出した�猗↓瓩�ら出るには、魔物をすべて殺す必要がある。
シュリは、私たちが�猗↓瓩�ら出られるように、あえて黙ってたんだ。
『そっ…か…。みんなを戻す方法は？』
「ありません。先生たちは、自分が感染する前にあらゆる魔法を試していましたが…だめでした。多分、殺す以外に方法は無いです…」
『シュリは感染していないの？』
「私は…わかり、ませ、…」
シュリが、言葉の途中でうずくまった。
苦しそうに頭を抑えている。
『シュリ！？』
「…すいません。しばらく、生徒会室でじっとしていてもよろしいでしょうか？あそこは、ウイルスが少ないと思うので」
『…まさか、感染したんじゃ…』
「…大丈夫です。A様の足は引っ張りません。…あ、魔物が襲ってきています！話はおしまいです！申し訳ありませんが、ここからは、A様お一人で…」
『…うん』
シュリは生徒会室へ走っていった。
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オタク - すごくこの作品が大好きです！無理せず更新頑張ってください (2022年2月23日 9時) (
レス) @page13 id: 069b2b7513 (このIDを非表示/違反報告)
ふてんにぶおんぷ(プロフ) - え。やばい･･･これ、え、書店に売ってそうな話！売ってたら即買いますよお！？スッごく面白いです！続き楽しみにしてます (2018年3月7日 0時) (レス) id: 7ca422baae (このIDを非表示/違反報告)
雪 - いつも楽しませてもらってます！オリジナルなのにこんなおもしろい話を作ることができるなんてすごいです！更新待ってますがんばってください！ (2018年2月16日 23時) (レス) id: 42849da78e (このIDを非表示/違反報告)
大福餅 - この後更新する予定はあるんでしょうか…?あれば楽しみにしてます! (2018年1月12日 18時) (レス) id: 83ab233681 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - すごい面白くて次の話楽しみにしています 頑張って下さい (2017年10月31日 23時) (レス) id: 7db99bd8a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漆黒の羽 x他1人 | 作成日時：2016年11月29日 19時
