6:『残酷と希望』 ページ7
Aは自室に入りベッドに横たわる
ミカの事が気になって気になって仕方がない
銃はフェリド様の物を持っていた
盗んで来たのだろう、出口を知らずに逃げるわけがない
地図も盗んで来たのだろう
そんな事を思っていた…ちゃんと逃げれたのかな、と
誰にも見つからずに、犠牲を出さずに
あの時伝えれば良かったな…「好き」って
名前も知らない、人間の敵から告白されても困るだけなのに
Aは居ても立っても居られなくなり部屋を出た
・
ミカ「やめろお‼」
『‼』
出口に近付くに連れて声が聞こえる
第一声がミカの泣き叫ぶ声
涙を流して家族が死んでいくのを止める
ミカの大切な家族を殺していく吸血鬼
『フェリド様…!』
ミカの声にも反応せずに最後の一人の女の子を殺した
ミカは優から銃を奪いフェリドに近付く
だが、フェリドはミカのお腹を貫いた
『ダメ!』
この叫びも届く事なく銃を持っていた手は吹き飛ばされた
優は銃を取りフェリドを撃った
パアァンッ
ミカとフェリドは倒れた
優はミカを助けようとした何度も何度も
けれどミカは抵抗する
優はミカの一言で出口へと向かった
貴族ではない吸血鬼が来た
吸血鬼がミカを踏もうとした時
「『やめなさい/やめて!』」
誰かとの声がまじった
?「あらAじゃない…お前もこの光景を見てたのか」
ニコッと笑って私の頬へ手を添える
『す、すみませんクルル様』
クルル「謝らなくても良い、フェリドが悪いと見るからな」
コツコツと歩きながらミカの近くへ
「何故クルル・ツェペシ様とA・フロール様が」
少し身を下げながら驚く吸血鬼
『騒ぎを起こしてすみません…後はゆっくり休息を取ってください』
Aはそう告げた後ミカの所に歩み寄った
『…ミカ』
目尻に涙が浮かんだ
その顔を見たクルルは少し怒りを感じた
自分のお気に入り2人を悲しみに落としたのだから
クルル「これはどういう事だフェリド・バートリー」
クルルは倒れ込むフェリドに聞く
フェリドは何事もなかったかのように起き上がる
フェ「あっれぇ?Aちゃんもいるんだぁ」
不敵な笑みを浮かべて言う
私はその言葉を無視するかのように口を開く
『クルル様…ミカを生き返らしてはダメですか?』
彼女はクルルに願った
___残酷の目の前に一つの希望を
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結女 - すみません,質問よろしいですか? この際,聞いちゃいます ミカは,夢主ちゃんと優一郎君どっちが大切な人なんですか? (2015年12月13日 17時) (携帯から) (レス) id: fe5a9bba92 (このIDを非表示/違反報告)
冬獅子 - いえ、此方こそいきなりで失礼しました(苦笑) (2015年12月8日 22時) (レス) id: 03026b5adb (このIDを非表示/違反報告)
冬獅子 - お話読みました!いきなりで失礼ですが、一瀬中佐の名前は、紅蓮ではなくグレンですよ! (2015年12月7日 23時) (レス) id: 03026b5adb (このIDを非表示/違反報告)
歩未@黒バステツ君・終わセラミカ、阿朱羅丸大好き(プロフ) - ミカに質問です。夢主ちゃんのどーゆーところが好きなんですか? (2015年12月7日 22時) (レス) id: d80d27525f (このIDを非表示/違反報告)
結女 - 初めまして,私結女(ゆめ)と申します。 この作品面白いし,凄くドキドキします! 更新頑張って下さいね (2015年12月5日 23時) (携帯から) (レス) id: fe5a9bba92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛夢瑠 | 作成日時:2015年11月29日 15時