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28:『嫌いになれない』 ページ31

一通り人間側は自己紹介をした


与一「僕は早乙女与一、宜しくね!」


満面の笑みで自己紹介をする与一


シノア「私は柊シノア、ボッキュッボンな体が自慢なんです〜宜しくお願いしますね」


誇らしそうになる胸に手を当て笑顔で話す


三葉「私は三宮三葉だ宜しくな」


ツインテールを動かしながら腰にてお当て挨拶をする


君月「俺は君月士方、顔は生まれつきだ怒ってないぞ」


笑顔を作って優しそうな声音で話してくれた


そして最後に話したのは…


優「俺はって知ってるから良いか?」


頭を掻きながら面倒くさそうに立つ


Aはキョトンとしながら優を見つめる


優もAを見つめる


シノア「知ってるからってお二人は知り合いなんですか?」


顎に人差し指をあて首を斜めにする


他の人間も同じような事を思った


優「あぁ、こいつは俺が吸血鬼の都市にいた時ミカが変な吸血鬼がいるって言ってた吸血鬼」


すると皆んなが後退りを始める


理由は簡単


君月「やっぱり此奴吸血鬼だったのかよ」


そう、Aが吸血鬼だった


シノア達の記憶を遡ると…


シノア達が撤退する時に通行の場に1人の少女が倒れていた


シノアはその子が何故か放っとずに駆け寄ると息をしていた


涙を流して目元が腫れて頬が少し赤かった


そんな少女Aを連れてきた


その助けた相手が吸血鬼だった


シノア「これはとんだ間違えをしてしまいましたね」


三葉「さぁどうする?貴族であろうがこの人数だと倒せるぞ」


与一「病院だし静かに殺したいよね」


優「・・・・」


さっきまで笑顔だった人間の顔が一変した


やはり人間は相手が何者かが分かると変わる


貧乏そうな相手には冷たいがその貧乏そうな人が


とてつもなく大金持ちだったら冷たい態度だったのを謝り気に入られようと努力する


親しかった友人が恐ろしい病気にかかったと知ったら


自分もうつるのが嫌だから遠ざかる


やはり人間は醜い


『(ミカの言う通り人間に興味なんて湧いたら駄目なんだ…)』


そう思ったAだけれど無理だった


目の前にいるミカの家族(優)を見ると胸が痛むのに


___人間を嫌いになれない自分がいる

29:『心』→←27:『可笑しな出会い』



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結女 - すみません,質問よろしいですか? この際,聞いちゃいます ミカは,夢主ちゃんと優一郎君どっちが大切な人なんですか? (2015年12月13日 17時) (携帯から) (レス) id: fe5a9bba92 (このIDを非表示/違反報告)
冬獅子 - いえ、此方こそいきなりで失礼しました(苦笑) (2015年12月8日 22時) (レス) id: 03026b5adb (このIDを非表示/違反報告)
冬獅子 - お話読みました!いきなりで失礼ですが、一瀬中佐の名前は、紅蓮ではなくグレンですよ! (2015年12月7日 23時) (レス) id: 03026b5adb (このIDを非表示/違反報告)
歩未@黒バステツ君・終わセラミカ、阿朱羅丸大好き(プロフ) - ミカに質問です。夢主ちゃんのどーゆーところが好きなんですか? (2015年12月7日 22時) (レス) id: d80d27525f (このIDを非表示/違反報告)
結女 - 初めまして,私結女(ゆめ)と申します。 この作品面白いし,凄くドキドキします! 更新頑張って下さいね (2015年12月5日 23時) (携帯から) (レス) id: fe5a9bba92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛夢瑠 | 作成日時:2015年11月29日 15時

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