家族愛【約束のネバーランド】【レイ】

episode.１ ページ2

A side

「…て‥‥きて！…てよ！」

誰かが何か言ってる…？


声の感じからしてエマかな。



エマ「うぅぅ…起きて!!!A！！！！」


『うる…さいよ…エマ…』


エマ「うあっと起きたぁ!おはよう！A！」


『おはよう、着替えるから、先に行っておいて』

エマ「わかった！」



クローゼットからスカートとシャツを取り出す。


『今日は冷えるな』


よし、布団の中で着替えよう!


そして、着替える前に二度寝する!


『あったか‥‥‥ｽﾋﾟｰ』



幸せなる二度寝。



レイ side

ノーマン「あれ、Aは？」

エマ「さっき起こした!今着替えてると思う。」

レイ「あいつは二度寝中だろ、起こしてくる。」


ノーマン「わかった、よろしくね(・∀・)ﾆﾔﾆﾔ」



ノーマンのうざいニヤニヤ攻撃をスルーして

いつも通りあいつを起こしに行く。


レイ「A。起きてるか?入るぞ」


本来は2人用の部屋を一人で使う俺の好きな奴。


寂しがりやだから、よく俺が此処に来て夜更かししたりした。




『(-_-;)ｽﾋﾟｰ(-_-;)ｽﾋﾟｰ』


枕に小さな頭を乗せ
綺麗な顔を朝日に当てて気持ちよさそうに寝ている。


こういう時に、紺色の髪はよく映える。



レイ「起きろ、A
二度寝するなよ。着替えようとしたんだろ」


実際
冬用のかぶり布団の上に真っ白なスカートとＹシャツが投げられている



『レイ…？』


ほんの少しだけ目を開けて俺の名を呼ぶ。


レイ「そうだ、起きろ」


『うぅ…もうちょっと、五分だけ…』


レイ「来た意味なくなるだろ」


『わかったよ〜、起きる。』



俺は近くにあった椅子を反転させて座る。


『ん〜…！
よし、見るなよ変態』



レイ「誰が変態だ」


『さぁね』


後ろから着替える音がする。




顔は見えないけど、こうして二人で話す時間が
俺は案外
好きだったりする。

episode.２→←設定！　ちょくちょく変えていきます!更新時にはお目通りください！

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