緑葉の過去 ページ36
「気持ち悪い」
「死ねばいいのに」
「お前なんかいらない」
いやほど言われたその言葉
私はちゃんと聞いたことがなかった
聞けば私が壊れてしまう
ずっと表情が固まったままに私を村人はこう呼んだ
『からくり人形』
ただそこにいるだけ
張り付いた笑顔
何を言われても揺るがない心
【終わってる】
自分でもそう思う
ある日、雨の日に私は外に出た
このまま雨が晴れて、雨雲が消えると同時に私も消えたい
そんなことありえない
でも私には自害する勇気もない
だから私は感情を捨てたんじゃないの
そう、私は『からくり人形』
私の感情を知らない？
私は自問自答を繰り返した
答えなんて出てこない
「おい、あれ能力者じゃないか？」
「お、本当だ」
「売らねぇか？」
うるさい人間
排除する
その日私はヒトをコロシタ
何日間か歩き続けた
「大神村…？」
あそこの田んぼで遊んでいる四人
一人は白い髪に青色が所々混じっている、青い澄んだ瞳の女の子
そしてもう一人は白い髪に黄色い光る瞳の男の子
そして黒髪に燃えるように赤い瞳の男の子
最後の女の子は、黒い綺麗な髪に紫色の深い瞳をしていた
「…！あなた、誰？」
紫色の瞳の子が私に気がつく
「私は緑葉…あなたは？」
「私はA！村から逃げてきたんでしょ？よろしくね！」
こんなに明るい人は初めてだ
「緑葉！」
「なぁに？Aちゃん」
何年かして、私は元の私を取り戻した
『からくり人形』そう呼ばれていた時はその昔…
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
終わりました！全員分！
ありがとうございます！
ちなみに、過去編で出てきた雨の日は全て同じ日です！
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
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あずきいろ
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松々先輩(プロフ) - 青い薔薇さん» ありがとうございます！！初の小説なので嬉しいです！ (2019年6月23日 19時) (
レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
青い薔薇 - おもろい��(ﾟДﾟ)やべえ (2019年6月23日 18時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
縷々 - 面白いよ！頑張って！ (2016年11月25日 0時) (レス) id: 884552bd5f (このIDを非表示/違反報告)
Dahlia(プロフ) - 面白いよ！ (2016年11月18日 22時) (レス) id: 688c509492 (このIDを非表示/違反報告)
★ほしおんぷ☆ - 頑張って！ (2016年11月18日 8時) (レス) id: eadbc77912 (このIDを非表示/違反報告)
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