20話 ページ23
「すごく楽しかった！またねAちゃーん！」
『うん！バイバーイ！』
*
それから家に帰るため一人で夕暮れの街を歩いている時だった。
ビルとビルの間の路地裏からかすかにミャーと鳴き声が聞こえた
何かと思い、鳴き声を元に道を進んでいくと、一匹の子猫がダンボールの中で、私を上目使いでじっと見ていたのだ
『(何だ！この可愛い生き物は！誰だこの子を捨てたのは！全くけしからん！)』
子猫を抱き抱え歩き出そうとした瞬間……。
「おい、ガキ、俺の陣地で何してやがる」
おそるおそる振り返ってみると、やはり想像していたような人が立っていた
こんな時間 × 路地裏 = 危険！！
こんな事考えたら分かる事なのに〜！
『い、今出ていきますので。お邪魔しました〜……』
ダメもとで帰ろうとしたが、やはり肩をガッシリ捕まられた。
「何勝手に帰ろうとしてんだ、クソガキ！タダで済むと思うなよ！」
男の怒声に、ハハハッと誤魔化す事しか出来ない私は、子猫だけでも逃がしてやろうと自分の背中に隠した。
私の態度に腹が立ったのか男は顔めがけて手を降り下ろしてきた。
反射的に目を閉じた。
助けて！レオ………レオ！！
((ﾄﾞｶ
今の状況に頭が追い付いていかない
今、何がおこった？
気付いたときには男は地面に倒れていた
でも、これだけは、はっきりと分かった。レオが私を助けてくれた
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黒猫 - 面白いので、早く続きがみたいです！ (2019年2月26日 18時) (
レス) id: cef4957525 (このIDを非表示/違反報告)
＊めろん＊サブでっせ！(プロフ) - 面白いですね！更新頑張ってくださいっ！ (2017年8月28日 23時) (レス) id: 998940a335 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます！ (2017年7月13日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
まな松 - 凄く面白いです！早く続きが見たいです！ (2017年7月11日 19時) (レス) id: 06c1d8637d (このIDを非表示/違反報告)
ドルドナ - そう言って頂くだけでめっちゃうれしいです！！あいがとうございます！！ 私なので良かったらこれからもよろしくお願いします！！！！ (2017年2月13日 20時) (レス) id: 5e3953739c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドルドナ | 作成日時：2016年12月14日 21時
