【ずるい男】川村壱馬 ページ15
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「うわ、それ最高だね」
壱「昨日閃いたんですよ」
「さすが天下の川村壱馬様」
壱「いやいや、黒木A様のアドバイスあってです」
「でしょうね。さ、こっから飛ばすよー」
私たちのコンビは、本当に完璧
神様が選んでくれたのかと思うほど
今までに無いくらい、仕事が早く進むし
アイデアも無限に出てくる
私は、どちらかと言うと仕事が出来る方
婚期も逃してしまって、もう仕事一筋の
キャリアウーマンと皆は呼ぶ
可愛げも特に無いので、女性扱いされることも
だいぶ少なくなってきた今日この頃
彼は、最近、上司に見込まれて
私の直属の部下として配属された
「ちょっと川村〜、これは何？」
壱「どれすか？あー…え、Aさん分かんない？」
「分からないですか、でしょ」
壱「分からないの？」
「敬語、…もういいや。だから聞いてるの」
壱「俺がAさん追い越すのも時間の問題か〜」
クスクスと笑いながら、私からマウスを取って
器用にカチカチと動かす
顔の近さに少しドキッとするも、無い無いと
自分に言い聞かせる
チラリとスーツの隙間から見える綺麗な首筋
にしても、いつもいい匂いするな。
香水もちゃんと気を使ってるの、偉い
壱「ほら、これはここに繋がる…んです…」
彼を見ていた時間はそんなに長くは無くて
振り向いた彼と私の顔の距離はすれすれ
「あ…えーと…わ、分かった、ありがと」
壱「…はい…」
驚いた彼からすぐに目を逸らし
マウスとキーボードを奪った
うわ〜、近すぎた…
めっちゃ気まずい…
最近、彼に対してこういう、
ちょっとドキっとすることが増えた気がする
恋愛なんて遠ざかっていたから
私のハードルが低いせいかもしれない
気のせい気のせい
そう思い込むことで平常心を保つ
だって、向こうは何も思って無い訳だし…
何なら無かったことにすらされている
でもそのおかげで
私はこの勘違いを、勘違いだって思える
壱「Aさーん、今日の合同の飲み会参加します？」
「えっ、今日だっけ？やば、忘れてた。どうしようかな」
壱「今日は青山部長も参加するって聞いてますよ」
「わ、そうだったー…うん、参加する」
壱「じゃ、とりあえず今日の分終わらせます？」
「もちろん。」
ほら、今日も何も無い
何を期待しているの
私と彼は、上司と部下、そういう関係だから。
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−1010(プロフ) - こんばんは！以前からそら。さんの作品を拝見していました！もしサイトの移行されていましたら、可能でしたら教えていただきたいです(*^^*) 急かしているつもりはありませんが、嫌な気持ちにさせてしまいましたらすみませんzro゛ (2022年4月10日 20時) (
レス) id: 2a853c864b (このIDを非表示/違反報告)
ノノカ(プロフ) - こんばんは！サイトの移行はいつ頃になりそうでしょうか？とても楽しみにしております。 (2022年1月28日 2時) (レス) id: 687bf5db1b (このIDを非表示/違反報告)
ノノカ(プロフ) - おかえりなさい！更新、ずっと楽しみにしておりました。サイトで再活動、楽しみにしております。 (2021年12月29日 4時) (レス) @page48 id: 687bf5db1b (このIDを非表示/違反報告)
けんきち(プロフ) - おかえりなさい。ずっとお待ちしておりました。これからも楽しみにしております！ (2021年12月25日 12時) (レス) @page48 id: cd885ae626 (このIDを非表示/違反報告)
niji(プロフ) - 楽しみに読み返しながら待ってました⭐︎ (2021年12月25日 7時) (レス) @page48 id: 40e8fd5cee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら。
| 作成日時：2020年2月18日 7時
