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貴方side.
黄「Aっち? あの…………」
貴「ッ黄瀬先輩! 来て、今すぐ! ッおねがい……」
黄「!? ちょっ……Aっち……っん!?」
近づいてきた黄瀬先輩に向かって背伸びをすると、私は唇を重ねた。
驚く黄瀬先輩をよそに、舌を絡める。
「……ッは」と吐息がもれて、黄瀬先輩が後ろの壁にぶつかった。
それでも、止めない。
深く、深く。
黄「ッ〜〜〜……っち、Aっち!!!」
貴「ッ……!」
・
ぐいっ
黄瀬先輩が私の両肩をつかんで、引き剥がした。
はぁっ……と吐息を残して離れると、黄瀬先輩が困惑したような、
心配そうな表情で私を見ていた。
いつのまにか、私たちは廊下に座り込んでいた。
黄瀬先輩が腕の中に私を抱えたまま困惑したような声色で問う。
黄「ッ……Aっち、どうしたの……何か、焦ってる……?」
貴「…………っ」
一瞬だけくしゃっと顔をゆがめると、私はふるふると首を振って、
黄瀬先輩のシャツをぎゅっと握り締めた。
やだ……、なんてことをしたの……。
あの二人を見ていたら、思考にブレーキが効かなくなった。
ドス黒い感情が爆発したような、どろどろとしたものに呑み込まれて。
気づいたら――。
あやすようなに背中を撫でる黄瀬先輩に、私はただしがみつくことしかできなかった。
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アニチワ(プロフ) - 最初からみました!赤司くんと主人公のやり取りがすごく好きです(≧∇≦)続き楽しみに待ってます! お気に入り登録と評価させて頂きました^_^ (2014年3月1日 15時) (レス) id: eb4e4361ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく。(プロフ) - りかこさん» ありがとうございますヾ(●´□`●)ノ【゚+。・oアリガトウo・。+゚】ヾ(○´□`○)ノ さっそく読んでみます^^ 平行して新作も出す予定なので、そちらのほうもチェックお願いしまぁす☆← (2014年2月20日 21時) (レス) id: 68c3f60527 (このIDを非表示/違反報告)
りかこ(プロフ) - ゆきみだいふく。さん» 首をながーくしてマッテマース!(笑)よければ私の黒バス小説も読んでってください♪←駄作ですが(汗 (2014年2月18日 20時) (レス) id: 596320f978 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく。(プロフ) - もえさん» 超!? うわぁーい(*#′∀`艸) 頑張ります! これからも応援よろです (2014年2月18日 20時) (レス) id: 68c3f60527 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく。(プロフ) - りかこさん» マジすか(*´∀`)アハハン♪ 嬉しいです!! だがしかし受験が終わるまで待ってください←www (2014年2月18日 20時) (レス) id: 68c3f60527 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきみだいふく。 | 作成日時:2013年9月28日 22時