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貴方side.
貴「赤司先輩。お疲れ様です」
赤「A! 待っていたのか。帰っていてもよかったのに」
貴「いえ……。もし先輩が待っていたら悪いと思ったので」
生徒会室まで先輩を迎えにいくと、赤司先輩がちょうど作業を終えたところだった。
さすがもう12月ということもあって、生徒会室の窓から見える空はもう暗い。
赤司先輩がコートを羽織るのを待って、私たちは校舎を後にした。
赤「すまなかったね。しかし、今日は部活に行けなかった……」
貴「大変ですね先輩も。…………あ、」
赤「……雪、だな」
空を見上げると、薄暗い空から雪が降ってきた。
コートを着ているが、さすがに少し寒い……とポケットから手袋を出そうと突っ込むと、
何か硬いものが指先に触れた。
取り出して、そういえば黄瀬先輩に貰ったことを思い出す。
貴「赤司先輩、アメいかがですか? 黄瀬先輩からいただいたんですが……。
そういえばメイクさんから貰ったっていっていました。黄瀬せんぱ」
赤「A」
と、赤司先輩が割って入ってきた。
それがいつもと雰囲気が違っていて、私は思わず足を止めた。
貴「……先輩?」
赤「……黄瀬と、会っていたのかい? 今日の放課後……」
貴「……はい。それが何か……」
赤「何を話したの?」
貴「……答える必要がありますか」
明らかにいつもと赤司先輩が違っていたので、私は警戒して突っぱねた。
・
・
なんで。なにが、おかしい。
いつもは、違うのに。
こんなこと、聞かない。
赤「答えて欲しいね。知りたいから。ほら……」
貴「……っ! 先輩っ……!!」
ドンッ
先輩の手が伸びてきて、私の頬を触ろうとした。
それくらい、いつもしていることなのに。
されていることなのに。
なぜだか怖くて、私は赤司先輩を突き飛ばした。
ぎゅっと胸の前で両手を握り締め、とっさに防御の姿勢にはいる。
赤「A……」
貴「っ赤司先輩……。
私は、貴方が好きです」
赤「……うん、知っているよ」
貴「私は貴方が好きだし、貴方に独占されるのもイヤではありません」
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アニチワ(プロフ) - 最初からみました!赤司くんと主人公のやり取りがすごく好きです(≧∇≦)続き楽しみに待ってます! お気に入り登録と評価させて頂きました^_^ (2014年3月1日 15時) (レス) id: eb4e4361ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく。(プロフ) - りかこさん» ありがとうございますヾ(●´□`●)ノ【゚+。・oアリガトウo・。+゚】ヾ(○´□`○)ノ さっそく読んでみます^^ 平行して新作も出す予定なので、そちらのほうもチェックお願いしまぁす☆← (2014年2月20日 21時) (レス) id: 68c3f60527 (このIDを非表示/違反報告)
りかこ(プロフ) - ゆきみだいふく。さん» 首をながーくしてマッテマース!(笑)よければ私の黒バス小説も読んでってください♪←駄作ですが(汗 (2014年2月18日 20時) (レス) id: 596320f978 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく。(プロフ) - もえさん» 超!? うわぁーい(*#′∀`艸) 頑張ります! これからも応援よろです (2014年2月18日 20時) (レス) id: 68c3f60527 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく。(プロフ) - りかこさん» マジすか(*´∀`)アハハン♪ 嬉しいです!! だがしかし受験が終わるまで待ってください←www (2014年2月18日 20時) (レス) id: 68c3f60527 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきみだいふく。 | 作成日時:2013年9月28日 22時