図書室の後輩２ 【赤司 征十郎】

×２６ ページ28

貴方side.


〜二時間経過〜









貴「飽きた……」←



赤「まだ始めて２時間しかたってないよ」



貴「私にとって数学の二時間は酷です……」









目、疲れてきた……。



机に突っ伏し、シャーペンをぐりぐりと動かす。









赤「……A」



貴「なんですか……」



赤「子どもっぽい((クス」



貴「ひどっ……！！」



赤「俺、Aっていつもちゃんとしてるタイプかと思ってたよ。



案外子どもっぽいところもあるじゃないか」



貴「馬鹿にしないでください。大体赤司先輩だって……！」









ガタッ







言い返そうとして立ち上がった瞬間、紅茶が零れて服にかかった。



冷めていたのでやけどはしなかったが、服が汚れてしまった。









赤「Aっ……平気かい？」



貴「はい……すみません」



赤「かまわないよ。服が汚れてしまったね……。俺のシャツ、貸すから着替えておいで」



貴「はい。ありがとうございます」









着替えようと脱ぎだしたところで、がっと腕を掴まれた。



見ると、赤司先輩がなんともいえない複雑な表情をしている。









赤「ちょっと待て、A」



貴「はい、なんですか」



赤「なぜ、ここで着替える？」



貴「なんでって……先輩が着替えろって」



赤「着替えろとはいったが、ここで脱げなんて俺は一言もいってない」



貴「まずいんですか」



赤「まずくないと思えるのか？」



貴「……キャミ着てますし」

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