図書室の後輩２ 【赤司 征十郎】

×１３ ページ14

貴方side.







母「Aー、これ、洗っといてくれる？？」



貴「はーい」








秋休み、我が家はプチお掃除です。



結局赤司先輩とは……だけど。





ため息をつきながら、キッチンの蛇口をひねる。




と、









母「Aー！！ 携帯、チカチカなってるー！！」




貴「あぁ……マナーモードにしてたの。ごめん、貸して」








お母さんから携帯を受け取り、開く。




開いた瞬間、私は目を疑った。









・









・







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メール、１７件。



不在着信、２４件。



簡易留守電、３件。






しかもそれはすべて……赤司先輩。









え……ちょ、えぇ！？









慌ててメールに目を通す。







『ごめん、今日予定開いてる？』




から始まり、





『今から会いたいんだけど、いいかな』






そういった内容が１７件。







貴「ちょっとまっ……留守電は……」







慌てて受話器を耳に当てる。







『冬原さん、今日開いてる？』





声は穏やかだ。





２件目。







『……謝りたいんだが』






お？ なんかちょっと不機嫌……。







『今から家に行くぞ』







３件目。完全に、スイッチはいってる。



しかも３件目の着信は……５分前。

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