図書室の後輩２ 【赤司 征十郎】

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貴方side.









女「私……ずっと赤司くんのことが好きだったの。付き合ってください！！」



赤「……えっと……」









貴「……」









皆さん、こんにちわ。



二学期そうそう、嫌な場面に遭遇してしまいました。









in 中庭



赤司先輩と見知らぬ女子生徒(おそらく先輩)



木の陰に――私。









いや、ふつーに中庭を歩いてたら、



いきなり告白のワンシーンが聞こえてきて……



これまずいですよねと思ってとっさに陰に隠れたわけですけど。









女「お願いします、付き合ってください！！」









あぁ……イヤだな。



赤司先輩、付き合っちゃうのかな。






確かに赤司先輩はイケメンさんですし、成績優秀、バスケもうまくて、



優しい、でも時々Ｓッ((←……からモテるのはわかるけど。









って、なんで私はこんなに赤司先輩の事を気にしてるんでしょうか。




……そんなことはもうとっくにわかっていたはずだった。









――私、赤司先輩の事が好きだ。









一人で格闘を繰り広げている私に、




「あの……」



と声がかかった。





振り向くと……、そこに立っていたのは、同学年の男子生徒だった。





それと同時に私の耳に聞こえてきたのは、









赤「悪い、好きな人がいるんだ」









という、赤司先輩の言葉だった。

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