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矢花サイド
皇輝「僕達､浮所くんの友達でクラスメイトです｡お母様のお見舞いに来ました」
浮所の母『少々､お待ちください』
さすが学級委員｡挨拶もしっかりしている｡
って､俺も学級委員か(^_^;)｡
待っていると､1分も経たずに玄関の扉が開いた｡
家で療養している事もあり､寝巻き姿だけど浮所くんのお母さんは綺麗な女性だった｡
浮所の母「初めまして｡息子から連絡で聞いているわ｡私の為に､わざわざ来てくれてありがとう｡さぁ､中に入って(^-^)」
俺達は「お邪魔します」と､家に入った｡
ダイニングルームに案内されて､浮所くんのお母さんが紅茶を淹れてくれた｡
ちなみに､浮所くんは学校が終わった後にすぐアルバイトに行ったので､
前日に俺達がお見舞いに来る事を伝えたらしい｡
お母さん､ご病気なのに大丈夫かな?ちょっと､お手伝いに行こう｡
矢花「あの､僕が持っていきましょうか?」
浮所の母「大丈夫よ､ありがとう｡息子の友達にやらすのは失礼だから」
浮所くんのお母さんは､テーブルまで来て俺達の目の前に紅茶を置いた｡
矢花&和田&皇輝「ありがとうございます(^^)」
皇輝「あっ､お見舞いのお菓子を持ってきたので､受け取ってください(^-^)」
浮所の母「まぁ､ありがとう｡後でいただくわね(^-^)」
川��くんが紙袋からお菓子の箱を出すと､浮所くんのお母さんは喜んで受け取った｡
浮所の母「それにしても､飛貴に友達が増えて良かったわ｡学校生活も充実しているみたいで､安心したし」
和田「やっぱ､バイオリニストで忙しかったからですか?」
浮所の母「それもあるけれど､あの子にはバイオリニストじゃなくて好きな夢を叶えてほしいから」
そういえば､この前…｡
(第5話の5-4)
浮所『俺､バイオリニストじゃなくて弁護士になろうと思ってるよ』
(第5話の5-5)
浮所『罪のない人々を救いたい想いが強くて､幼少の時からの夢なんだ』
そう言っていたな…｡
皇輝「へぇ〜､弁護士かぁ｡彼は頭いいし､なれると思いますよ(^-^)」
浮所の母「ふふふ､ありがとう｡そういえば飛貴から聞いたけど､皇輝くんと矢花くんはクラスの学級委員ですってね(^^)」
皇輝「はい｡矢花くんと2人でクラスを纏めていて大変ですけど､楽しいですよ(^-^)」
和田くんと川��くんは浮所くんのお母さんと楽しく話しているけど､俺だけは耳に入ってこない｡
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年9月15日 11時
