Ｔｏｐａｚ (ページ18)

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ぼくのもの＿3 ページ18

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侑「むぅ………」

………………あははっ……予想通りの反応。

慧「侑ちゃんお腹痛いの？」

侑「………りょおすけっ」

翌朝、涼介がいないことに気がついた侑李の機嫌は最悪。

………大貴は逃げるように学校いっちゃうし……そろそろ俺たちも行かないと不味いんだけどなぁ………

朝食は手をつけられずそこにある。

慧「タコさんウインナーだよ？おいしそう！」

侑「……りょおすけ……りょおすけぇっ……」

慧「侑ちゃん………」

仕事の方は………家でやればいいけど、保育園をずっとお休みさせるのは……どうしよ。

慧「侑ちゃん、保育園は……？」

侑「………いかないっ」

慧「………わかった、今日はお休みね？でも、明日は行くんだよ？」

侑「…………」

二階へ逃げていった侑李を後目に、保育園にお休みの連絡を入れる。

お大事に、と言われたら良心が痛む……優しくて綺麗な先生だから余計に。

………さて、ここからだ。

涼介に甘える侑李が可愛いからとか、俺が大ちゃんにデレられるからってのは一先ず置いておいて。

ちゃんと話し合ってみるしかない。

慧「侑ちゃん、入るよ」

俺と侑李の寝室は起きたときのまま布団がダイナミックに捲れている。

慧「涼ちゃんのお部屋か……お邪魔しまーす」

普段から入ってはいるけど、住人がいない間に……っていうのは、お年頃になって遠慮しているからわくわくしちゃう。

涼介の部屋を覗くと……ベッドがもぞもぞ動いていて………無視を決め込むつもりだね。

…………慧くん傷ついちゃうなぁ……

慧「侑ちゃん、本当にお腹すいてない？ご飯を食べないと大きくなれないぞ～？」

侑「…………」

慧「涼ちゃんのことが大好きな気持ち、慧くんも分かるよ？沢山遊んでもらいたいよね？」

侑「…ん………」

慧「侑ちゃんがご飯を食べないで元気がなくなったら、遊べないし涼ちゃん悲しいよ」

強がってもまだ4歳児。

単純に受け止めるからこう言えば渋々ながらも布団から出てくる。

朝食を終え、リビングで資料を広げパソコンに打ち込みながら、一人で遊ぶ侑李をみて息抜き。

返事は素っ気ないけど、お昼御飯も食べてくれた。