22~渉side~ ページ22
そう、笑いながらいう彼女の顔は、本当に真っ赤で。
可愛いなって、素で思った。
あの時、また見たいと思っていた笑顔が、やっと見れた。
昨日は、何だか緊張しているような顔してたし。
「怪我、しなかった?」
「はい!ちょっと膝を擦りむいたくらいで、このくらいどうってことないです!!」
なんて、ドヤ顔しながらいう廣田さん。
…別に、ドヤ顔するところじゃないでしょ(笑)
でも、何でかそういうところも可愛く見えちゃうんだよな〜。
俺自身、彼女に惹かれていることは、自覚していた。
ドジで、落ち着きがない感じだけど、とても優しくて、笑顔が可愛くて。
守りたくなっちゃうんだよな〜。
「ね、LINE交換しない?」
「…へっ?」
「こんなにバスで会うのも、なんかの縁だと思うし、どう?」
「は、はい!!ぜひ!!」
俺が携帯を取り出すと、廣田さんも急いでポッケから携帯を取り出してくれて。
慌てすぎて、落としそうになってたけど。
ふるふるしてお互いのLINEを交換した。
「横尾さんのアイコン…わんちゃんですか?」
「そう、俺ん家で飼ってんの」
「可愛いいいいいい!!」
「そういう廣田さんのは…ケーキ?(笑)」
99人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みっ。 | 作成日時:2017年5月16日 0時