20 ページ20
学校を出てバス停に向かう。
まだ、バス停には誰もいなかった。
みんなは前のバスに乗って帰っていったんだろうし、委員会組はまだ委員会が終わってないんだろう。
生活委員会は、異常に終わるのが早過ぎた。
…本当、時間の無駄だった。
早くバス来てよ…。
バスの掲示板を見つめながらそわそわしてると、後ろの方から足音が聞こえてきた。
同じ生活委員かな?なんて思いながら振り返ると、そこには…。
「横尾さん!!!!!!!!!」
ビクッ。
と、反応した横尾さん。
「…ああ、廣田?さん」
「廣田です!!こんにちは〜」
「こんにちは」
…冷静を装って、挨拶してるけど、本当は心臓バクバク。
まさか、会えるなんて思ってなかったし。
でも、この時間にバス停に来るってことは、横尾さんも委員会?
「横尾さん、委員会だったんですか?」
「うん、選挙管理委員会」
「へぇ〜。私、生活委員なんですよ」
「それ、仕事ほとんどないから暇だよ」
「本当ですか!?やった〜」
普通に会話できてる…。
昨日からの急成長ぶり!!やばいね!!
自分で自分を褒め讃えたいよ…。
「この学校で楽な委員会は、生活と選管だから。俺、委員会入る時はいつもそのどっちか」
99人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みっ。 | 作成日時:2017年5月16日 0時