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昨日はそのまま放課後も同じレッスンをしたゆうた君とひなた君。
私は2人のレッスンを見ながら、ときどき朔間先輩に頼まれた曲を作ってた。
やたらと数が多くて、昨日で終わらなかったから今日も持ってきたけど…。
「…ねえ、ゆうた君。朔間先輩って鬼かな」
「吸血鬼ではあるよね」
教室に向かってると、ひなた君が前の方にいた背の高い人に話しかけた。
あれは確か…A組の高峯君……?
ゆうた君がひなた君に声をかけると、ひなた君が高峯君を勝手に紹介し始めた。
「高峯翠君って言って、俺のクラスメイトなんだ〜。イケメンさんだよね、羨ましい♪」
「強力なライバル出現だね、アニキ」
高峯君を放って、プロデュース科のテストケース2号の人が転校してくるって話してる2人。
高峯君、目がうつろに……。あ、これはあれだな…2人がそっくりで驚いてる…。
…というか、素人のプロデューサーに来られてもな……。
「…あ、あの、青鷺さん…俺には葵君が2人に分裂してるように見えるんだけど……俺の目がおかしいのかな……?
朝から頭使わなきゃいけないなんて鬱だ……」
「…なんかごめんね…あの2人が……」
考えることを放棄した高峯君が、ボソボソと喋っていたのを聞き取ろうと近付いたところで、ゆうた君の頬を抓った。
…感触があれば、分裂してるにしろ本物…ってことなのかな。
「あいひゃっ!? ……痛っ、なにするの!?」
「痛覚があるし、ふにふにしてる。……本物? ていうか、抓ってごめんね……」
「…もしかして、俺のことをアニキと間違えてる?」
話だけはひなた君にたくさん聞かされたらしくて、ゆうた君のことも知ってるらしい。
…ほんとになにやってるの、ひなた君……。
「えっと…ヘッドホンがピンクなのがお兄ちゃんのひなた君、青が弟のゆうた君だよ」
「俺に似て可愛いでしょ♪」
「あぁうん。合わせ鏡みたいだよね……。葵君も、弟の葵君も同じ顔をしてるから見分けがつかない……。
青鷺さん、よく分かるね?」
分裂したのかと勘違いしたのは高峯君が初めてだなあ……。
涙が出るくらい笑った、なんて言うひなた君は放って、高峯君に小さい頃から一緒にいるから…とだけ答えておいた。
「アニキ、今日は日直なんでしょ。早く教室の扉を開けないと、みんなが迷惑するよ?」
「おっとと、忘れてた」
ひなた君はそう言って、高峯君と一緒に教室に行った。
深刻そうな顔をしたゆうた君を連れて、私も教室に入った。
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蒼乃(プロフ) - 零さん» コメントと共に優しいお言葉ありがとうございます！一年半更新を止めてしまうことになり申し訳ないですが、精一杯頑張ります！ありがとうございます！！ (2022年6月2日 18時) (
レス) id: c9e288890e (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - こんにちはコメント失礼します。 初めの方から読んでいた一読者です。無事合格出来ることを祈ってます。頑張って下さいね☺️体調等には気をつけて (2022年6月2日 18時) (レス) @page38 id: 46e0494878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2020年9月11日 22時
