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目線を逸らすと、端の方に紫色のガラスで作られた綺麗な靴があった

あれって…昔ひびきちゃんが誕プレにくれたやつと色違いのだ…



ひび『Aはピンクが似合うと思って!特注で作ってもらったんだ!大きくなったらこれを履いて
一緒に踊ろう!』



…ふわりちゃんにあげるやつかな…あの時はぶかぶかだったけど、今はちょうどなんだよね…

しばらく履いてないけど…








ひび「ん?あれが気になるかい?」


『あっすみません!ジロジロ見ちゃって…』


ひび「気にしなくていいよ、これはふわりにあげる予定なんだけど…履いてみるかい?」


『えっ…いやいや!私なんかが履ける代物じゃないです!それにふわりちゃんにも申し訳ないというか…』


ひび「真面目だね、嫌いじゃないよ…それに君は、紫よりもピンクの方が似合いそうだ」


『あ…』


ひび「?」


『な、なんでもないです!!』





つい過去と被ってしまって少し嬉しくなってしまった…

私があの時親に反発してひびきちゃんの元に居続けてたら、まだ仲良くできてたのかな…

あの靴を履いて一緒にプリパラで歌って、一番最初にトモチケを交換して…

なんて、都合のいい妄想に過ぎないけど…

その後は少し雑談をして昼休みが終わる頃には帰してもらえた

結局何が目的だったんだろう…?




ひび「それじゃあ、午後からも頑張って」


『はい…!失礼します…!』




部屋から出ると一気に体の力が抜けてその場に座り込んでしまった

き、緊張したぁぁ…気まずすぎて何回か死にかけた…

結局昼休みずっと話して…ん?




『あーー!!!お弁当食べ忘れてたーーー!!!』









ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Noside




ドアの近くからいきなり叫び声が聞こえて流石の2人も驚いた

だがひびきはすぐに冷静を取り戻した

ひびきは窓の前に立ちいつものように外を眺める




安「ひびき様、何か収穫はありましたか?」


ひび「大収穫さ…嘘がつけない性格、おまけにあの靴にも反応を示した…
わざと見える位置に置いててよかったよ、今回ので確信した…アイツは紛れもなくAだ」


安「では、これからどうなさるのですか?」


ひび「どうもこうも特に…いや、軽い復讐でもしてやろうか…」


安「復讐…?っ…!!」




その時安藤の目に写ったひびきの瞳は完全に闇に覆われていた

体が震え上がってしまうほどに…




ひび「僕を裏切っておいて自分だけ幸せになんて、なれると思うなよ」

それぞれの道へ→←_。



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設定タグ:プリパラ , 紫京院ひびき   
作品ジャンル:恋愛
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ムーンウィッシュ - 好きすぎてヤバい……() (11月6日 23時) (レス) @page28 id: 209a804c3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花雪 | 作成日時:2023年1月29日 0時

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